「ふとん」、名前の由来は?
ことば検定プラス -林修-
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林修先生の「ことば検定プラス」
5月13日は昭和5年に小説家・田山花袋が亡くなった日です。
田山花袋は、島崎藤村と並ぶ明治の自然主義を代表する作家で、代表作は「蒲団」です。
確かに、江戸まではなかった新たな近代文学の世界を開いた1人といっていいでしょう。
確かに、江戸まではなかった新たな近代文学の世界を開いた1人といっていいでしょう。
この「蒲団」という作品は、内容としては中年作家が若い女性の弟子に抱いた、決して純粋とはいえない恋心を、かなり生々しく描いた作品で、その後ブームとなる"私小説"の先駆けでした。
そこで、今回のことば検定は「蒲団」とは、何に由来する名前かという問題です。
今日の問題
「ふとん」、名前の由来は?
【選択枝】
■ 葉っぱ
■ 旅人
■ 思いがけず疑問に思う
本日の解答
■ 葉っぱ
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【今日の■のボケは?】
「ふとん」ではなく、「ふと、ん?」だそうです。
林修先生の解説
【「ふとん」、名前の由来は?】
「蒲団」という字が重要なヒント
今回は「ふとん」の漢字が重要なヒントでした。
といっても、現在一般的なこの「布団」ではないんです。
田山花袋の作品名の方で、この字「蒲団」です。
この「団」という字には、"丸い"という意味があります。
では、この「蒲」は何のことでしょうか?
では、この「蒲」は何のことでしょうか?
「ふとん」は蒲の葉を編んで作られていた
もともと「ふとん」とは、僧侶が座禅のときに座る丸い敷物でした。
そして、そのときの「ふとん」の材料が「蒲」なんです。
そう、蒲の葉を編んで作られていたんですね。
「布団」の「布」の字は、後に布で作るようになってから当てられたものです。
蒲の葉ですから、正解は「葉っぱ」です。
「ふとん」という音は、「蒲団」という字の中国での発音に由来します。
今でも中国では、この言葉は仏教で使う座布団を指し、寝具の意味はありません。
日本で、「ふとん」が寝具の意味するようになったのは、安土桃山時代頃だとされています。
日本で、「ふとん」が寝具の意味するようになったのは、安土桃山時代頃だとされています。
前回の「ことば検定プラス」
本日の出題
「お天気検定」
□ 天気のことわざ「ツバメが低く飛ぶと雨」その理由は?
「みんなのエンタメ検定」
□ LiSA ブログのタイトルで座右の銘「今日もいい日だっ」は誰の言葉?