「ひっきりなしに続くさま」、正しいのは?
「ことば検定プラス」 -林修-
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林修先生の「ことば検定プラス」
2月18日は、「嫌煙運動の日」です。
昭和53年のこの日、本格的な嫌煙運動がスタートしたことに由来します。
たばこの記憶というと、かつてあった新幹線の喫煙車、この車両を通り過ぎようとドアを開けた瞬間、本当に空気が白く霞がかかっているように見えて、こんな中にみんな吸っているんだと未だに頭に残っています。
また、会社のデスクでも吸えましたから、当時は、ひっきりなしに吸っていた人もいるでしょう。
ところで今出てきた「ひっきりなしに続くさま」を「のべつ○○なし」と言いますが、正しい表現がおわかりになるでしょうか?
ことば検定プラス 今日の問題
「ひっきりなしに続くさま」、正しいのは?
【選択枝】
■ のべつくまなし
■ のべつまくなし
■ 正月太りの母がダイエット
【ことば検定プラス】本日の解答
■ のべつまくなし
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【今日の■のボケは?】
「ひっきりなしに続くさま」ではなく、「必死になり、肉付くママ」だそうです。
【ことば検定プラス】林修先生の解説
【「ひっきりなしに続くさま」、正しいのは?】
「のべつくまなし」は間違った表現
文化庁の調査では、「のべつくまなし」が3割に対し、「のべつまくなし」が4割。
ただし、30代以下は「のべつくまなし」を使う人が多いという結果が出ました。
ただし、30代以下は「のべつくまなし」を使う人が多いという結果が出ました。
まず、この「のべつ」には、"ひっきりなし"と言う意味があります。
「くまなし」には、"万事に行き渡っている"という意味がありますが、"ひっきりなしに万事に行き渡っている"では、意味は通じないですよね。
「くまなし」には、"万事に行き渡っている"という意味がありますが、"ひっきりなしに万事に行き渡っている"では、意味は通じないですよね。
「のべつまくなし」が正しい表現
一方、「のべつまくなし」の「まく」は漢字で書けば「幕なし」となります。
実は、元々は芝居で幕を引くことなしに、場面を進行させることを、「のべつまくなし」と言ったことからできた言葉なのです。
となれば、正解は「のべつまくなし」です。
どうやら、万事に行き渡っていることを強調して、「のべつくまなく」を使っている人がいるようなのですよね。
ただ、個別の意味を考えると、おかしな日本語だとおわかりいただけると思います。
前回の「ことば検定プラス」
本日の出題
「お天気検定」
□ 日本酒造りの際、職人が食べないようにしているのは?
「ニュース検定」
□ 新国務長官はバイデン氏の何?