「賢い」の由来は?
「ことば検定プラス」 -林修-
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「ことば検定プラス」
(これは2021年3月15日に出題されましたが、2021年8月18日夏休み復習問題としてこの1年間特に正解率が低かった問題としても出題されました)
3月15日は、世界消費者権利デーです。
1962(昭和37)年のこの日、アメリカのケネディ大統領が、「消費者の権利」を公式に認めたことに由来します。
ケネディは、消費者には、安全である権利や、知らされる権利など、4つの権利があると提唱しました。
□知らされる
□選択できる
□意見を反映
現在では、さらに救済される権利などが足され、消費者には8つの権利があるとされています。
□需要の充足
□救済される
□健康な環境
そして、ネットなどで相手が見えない買い物では、より賢い消費者となることが必要です。
そんな中で、「賢い」とは、何に由来する言葉かという問題です。
「賢い」の由来は?
【選択枝】
■ かしずく
■ おそろしい
■ 強く勝利を願う
【ことば検定プラス】本日の解答
■ おそろしい
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【今日の■のボケは?】
「賢い」ではなく、「勝ち来い」だそうです。
きょうの解説
【「賢い」の由来は?】
「賢い」は古語の「畏し」が派生した言葉
賢い人というと、頭の回転が速い人をイメージすると思われますが、実は本来の意味からすると、それでは不十分なんです。
「賢い」は古語の「畏し(かしこし)」から派生した言葉です。
ただし、広辞苑で「畏し(かしこし)」を見ると、"おそれ多い"の意味は、2番目なのです。
①おそろしい。つつしむべきである。
②おそれ多い
(以下、略)
「賢い」"おそろしい"気持ちを表す言葉
そもそもこの言葉は、"精霊の霊威に対して畏怖・畏敬の念を持つこと"、これがもともとの意味だとあります。
「賢い」は、そこから派生したのですから、単に頭がいいだけではなく、"恐ろしいほど事情や事態を見抜く力がある"というのが本来の意味なのです。
前回の「ことば検定プラス」
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