「はたらく」本来の意味で有力なのは?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
あけましておめでとうございます。
正月の門松やしめ飾りは、いつまで飾っておくものだと思いますか?
地域によって違いますが、関東だと1月7日までが松の内とされ、歳神様の滞在期間とされています。
この松の内、江戸時代の途中までは1月15日までだったのです。
なぜ短縮されたのかというと、火事の多い江戸では燃えやすい正月飾りを早く片付けさせたくて、そのために江戸幕府が短縮したという説が有力です。
正月休みを終えて、今日は仕事始めという人も多いと思います。
そこで、「はたらく」の本来の意味で有力のは何かが今日の問題です。
「はたらく」本来の意味で有力なのは?
青 -つとめを果たす
赤 -体を動かす
緑 -湿布効いた
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ことば検定 答え
赤 -体を動かす
ことば検定 解説
きょうの解説
「はたらく」とは、仕事をすることをいいます。
ただ、その「仕事をする・労働をする」という意味は、広辞苑で引くと3番目の意味です。
もともとは違う意味で使われていて、労働の意味で使われるようになったのは鎌倉時代でした。
では、その前はどんな意味で使っていたのでしょうか?
平安時代には、こんな風に使っていました。
「鯛・鯉は生きてはたらくやうにして」(宇津保物語から)
この文章では、「動く」という意味で使われています。
これが辞書では1番目の意味なのです。
「はたらく」と「はためく」の「はた」は語源が同じという説があり、この「はた」は"はたはた"と布や紙が風に吹かれる擬音です。
漢字だと「はたらく」は、にんべんに動くと書きます。
この字は「はたらく」という言葉に、労働の意味ができてから日本で生まれた漢字です。
前回の問題
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