「梅雨入りのすぐあと」に降る雨は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きょうは6月13日、おととい11日は「入梅」でした。
なぜ「梅雨」と言うか、有力なのは、草木につく「露」、あるいは食べ物などが駄目になりやすい時期ですから、「潰(つい)える」が「潰(つ)ゆ」に変化したという説などがあります。
「梅雨(つゆ)」名前の由来
▶草木につく「梅雨」
▶「潰(つい)える」が「潰(つ)ゆ」に変化
▶「潰(つい)える」が「潰(つ)ゆ」に変化
また「梅雨(つゆ)」は「梅雨(ばいう)」とも言います。
なぜこの字を使うのかというと、有力なものとしては、長江流域で梅の実が熟す季節の雨期を「梅雨(ばいう)」と呼んだということ。
もう一つはカビが生えやすい時期で、「黴(カビ)の雨」と書いて「黴雨(ばいう)」と 呼び、ちょっと「カビの雨」というのは表現的に嫌な人も多いようで「梅」という字を当てたとされています。
「梅の雨」と書く理由
▶ 長江流域 梅の実が熟す季節の雨期
▶「黴(カビ)の雨」と書いて「黴雨(ばいう)」→「梅」の字を当てた
▶「黴(カビ)の雨」と書いて「黴雨(ばいう)」→「梅」の字を当てた
そんな中、今日は梅雨入りのすぐあとの雨を指す言葉で、正しいものはどれかという問題です。
「梅雨入りのすぐあと」に降る雨は?
青 -走り梅雨
赤 -五月雨
緑 -煮干しの出汁と中華
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ことば検定 答え
赤 -五月雨
ことば検定 解説
きょうの解説
「走り梅雨」とは
まず「走り梅雨」ですが、「走り」とは「最初のころ」のことをいい「さきがけ」のことです。
では、「流行の走り」というと、 その「流行」は始まっているかどうかというと、 始まりかけている状態のことで、まだ始まっていません。
まず「走り梅雨」ですが、「走り」とは「最初のころ」のことをいい「さきがけ」のことです。
では、「流行の走り」というと、 その「流行」は始まっているかどうかというと、 始まりかけている状態のことで、まだ始まっていません。
「走り梅雨」も同じで、梅雨入りする前の"梅雨を思わせるぐずついて気候"のことを指す言葉です。
「五月雨 」とは
では「五月雨 」とは、旧暦の5月のことです。
「五月雨」の「さ」は、旧暦5月の別名「さつき」の「さ」のことで、そして「みだれ」は雨の意味の「水垂れ(みだれ)」だとされています。
ですから、「五月雨」には梅雨の意味があります。
「五月晴れ」も同じで、本来は「梅雨の晴れ間」を指す言葉です。
「五月晴れ」も同じで、本来は「梅雨の晴れ間」を指す言葉です。
広辞苑
▶「五月雨」
陰暦五月ごろに降る長雨。またその時期。つゆ。梅雨。さつきあめ。<季語は夏>
▶「五月晴れ」
さみだれの晴れ間。梅雨の晴れ間。
陰暦五月ごろに降る長雨。またその時期。つゆ。梅雨。さつきあめ。<季語は夏>
▶「五月晴れ」
さみだれの晴れ間。梅雨の晴れ間。
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