由来が「水に関係」する言葉は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きのうは「水いらず」が問題でしたが、「水がつく言葉」は他にもたくさんあります。
「水も滴るような」の由来はいくつか説があるのですが、艶っぽい歌舞伎役者に使われたのが始まりとする説が有力です。
際立って美しいさまを形容した言葉で、男女どちらにも使えます。
際立って美しいさまを形容した言葉で、男女どちらにも使えます。
「水くさい」というのは、別に「ニオイ」のことではなくて、料理などの味が薄いことを言ったとされています。
その後、情が薄いことにも使われるようになりました。
一方、「水」はつかないのですが、由来に水が関係している言葉もあります。
そんなわけで、今日は由来が「水に関係」する言葉はどれかという問題です。
そんなわけで、今日は由来が「水に関係」する言葉はどれかという問題です。
由来が「水に関係」する言葉は?
青 -みすぼらしい
赤 -とばっちり
緑 -目を閉じて叫ぶ
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ことば検定 答え
赤 -とばっちり
ことば検定 解説
きょうの解説
「みすぼらしい」
「みすぼらしい」は、二つの言葉から出来ています。
「み/すぼらしい」と切れます。
風船を膨らませるとき、口をすぼめます。
実はこの「すぼらしい」は、「すぼめる」と関係があり、元々は「窄らし(すぼらし)」という言葉です。
"狭くなる" "縮んだ"という意味があります。
口をすぼめるとは、口を狭くすることですよね。
そして「み」ですが、これは身体、体の身で、「みすぼらしい」は"身が貧弱"だというのが元々の意味で、水は関係ありません。
「とばっちり」
「とばっちり」の語源は、古語の「とばしる」で 漢字では「迸る」と書きます。
今は「迸る(ほとばしる)」と読み、「水がほとばしる」と使います。
今は「迸る(ほとばしる)」と読み、「水がほとばしる」と使います。
「とばしる」は、"飛び散る"という意味で、水しぶきなどが飛び散ることを指す言葉だったのです。
「とばっちり」は、飛び散った水がかかることから、現在のような意味になりました。
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