「模造紙」、名前の由来は?
ことば検定プラス 林修
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ことば検定プラス
7月28日は、"728(なにや)ろう"の語呂合わせで、「なにやろう?自由研究の日」です。
自由研究は、何をやってもいいからこそ悩んでしまいますよね。
そんな自由研究におなじみなのが、研究結果を発表するためにまとめる「模造紙」です。
地域によって、さまざまな呼び方があって、新潟県ではタイヨウ紙、熊本県ではヒロヨウ紙などと呼ぶそうです。
林修先生の地元の愛知県ではビー紙と呼んでいたそうです。
そこで今回は「模造紙」の名前の由来は何かという問題です。
(2020年7月28日に出題されたものですが、夏休みの復習問題として2021年8月12日にも出題されました)
【問題】
「模造紙」、名前の由来は?
【選択枝】
■ 軍事演習
■ 逆輸入
■ 同期がすぐ出世
きょうの解答
■ 逆輸入
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【今日の■のボケは?】
「模造紙(もぞうし)」ではなく、「もう上司(もうじょうし)」だそうです。
きょうの解説
【模造紙 名前の由来】
模造紙のルーツは明治時代のパリ万博
現在私たちが手にする模造紙のルーツは、明治の初めまで遡ります。
それは紙です。
国産の紙の品質が評価されたのです。
和紙の原料である三椏(ミツマタ)を使ったこの紙は、シルクペーパーといわれるほど美しく、今でも賞状などに使われています。
ヨーロッパから逆輸入された模造紙
そして万博の後、その紙に目を付けたオーストリアの会社が化学パルプを原料に、模造品を作りました。
それは品質こそ劣るものの、値段が安く、使い勝手が良かったため人気を博したそうです。
そこで、それが日本に輸出されると、今度は日本の製紙会社が真似をして作るようになり、模造紙として売り出しました。
ヨーロッパで日本の紙が模造され、さらにそれが逆輸入されて、日本の企業が模造したから模造紙という面白い名前の由来です。
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