春の七草の「ごぎょう」、名前の由来は?
ことば検定プラス -林修-
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林修先生 ことば検定プラス
今日は1月7日。
五節句の1つの人日(じんじつ)です。
古来中国では、人日(じんじつ)に7種類の野菜の入った汁物を食べる習慣がありました。
これが日本に伝わって、1月7日の朝に食べると良いとされるのが「七草粥」です。
春の七草(ごぎょう、ほとけのざ、はこべら、なずな、せり、
この7つが初めて登場する文献は、鎌倉時代初期に成立したとみられる朝廷の年中行事を記した書「年中行事秘抄」のようです。
800年以上の歴史があるのです。
上巳(じょうし) 3月3日
端午(たんご) 5月5日
七夕(しちせき) 7月7日
重陽(ちょうよう)9月9日
春の七草の「ごぎょう」、名前の由来は?
【選択枝】
■ 人形
■ 仏教の修行
■ お年玉いくら欲しい
本日の解答は
■ 人形
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【今日の■のボケは?】
「ごぎょう」ではなく、「5兆(ごちょう)」だそうです。
本日の林修先生の解説
【春の七草の「ごぎょう」、名前の由来は? 】
「ごぎょう」は、秋に芽を出し、冬を越すキク科の植物で、漢字だと「御形」と書きます。
そして、実は「ごぎょう」は、七草がゆ以外にも食材として使われていたのです。
それが草餅です。
現在は同じキク科のヨモギが一般的ですが、もともと中国では、この「ごぎょう」が練り込まれていました。
「ごぎょう」の強い香りが邪気を払うと考えられたのです。
そして草餅は節目節目に、母子の人形と共に、お供え物とされました。
そこで、その餅を「母子餅」と呼び、材料を「母子草」と読みました。
現在でも、「ごぎょう」は別名「母子草」と言うのです。
さらに、その人形に由来して、「母子草」は「御形(おぎょう)」とも呼ばれるようになり、後に「御形(おぎょう)」が「ごぎょう」に変化したと見られます。
七草がゆには、その年の無病息災を願うだけではなく、正月のご馳走で疲れた胃をいたわるといういう意味があるそうです。
□正月のご馳走で疲れた胃をいたわる
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