江戸時代「金魚の流行」きっかけは?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きょうは7月22日、もう夏休みという学校も多いと思います。
夏の風物詩の1つが「金魚」です。
夏まつりで金魚すくいをして、その金魚を家で飼っていた思い出がある人は多いですよね。
実は「金魚」は江戸時代に大流行したそうなんです。
「金魚」を入れた桶の天びんを担いで、「♪きんぎょえ~きんぎょ~」というように、「金魚」も「金魚売」も夏の季語です。
そこで今日は、江戸時代の「金魚」の流行のきっかけは何でしょうかという問題です。
江戸時代「金魚の流行」きっかけは?
青 -武士の副業
赤 -オランダから新種
緑 -近くの海に氷
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ことば検定 答え
青 -武士の副業
ことば検定 解説
きょうの解説
金魚は室町末期に中国から伝わった
「金魚」の王様といわれる「らんちゅう」も、この原型が江戸時代の文献に載っています。
「らんちゅう」を見るのに適した伝統的な見方は、横から見るのではなく上見(うわみ)といって上から見るんです。
そもそも、金魚は室町末期に中国から伝わったとされています。
当時は、「金魚」は陶器の鉢に入れて上から見たのです。
品種を上から見て、形がいいように改良されてきたのです。
「らんちゅう」を上から見ると、背びれのない丸みが、より美しく見えると言われています。
武士が副業で金魚の養殖して大量生産で広まる
ただし「金魚」は最初は高級品で、一般に手が届くものではありませんでした。
しかし、江戸時代の中頃から価格が下がり始めたのです。
養殖が始まりたくさん繁殖したからです。
その養殖を行ったと言われているのは、武士たちです。
「金魚」は大名屋敷でも飼われていたから、その世話係など武士にとっては、身近なものだったかもしれないです。
「金魚」は大名屋敷でも飼われていたから、その世話係など武士にとっては、身近なものだったかもしれないです。
収入の少ない武士が、副業で養殖を行って、大量生産されたことで、町人たちにも広まって流行したと言われています。
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