「死馬の骨を買う」意味は?
ことば検定プラス 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定プラス」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定プラス」
9月25日は、昭和29(1954)年に設立されたばかりの日本中央競馬会によって、中央競馬の最初のレースが開催された日です。
競馬は、軍馬の質を高めたいという政府の思惑もあって、明治の後半から盛んに行われていました。
第二次大戦後、しばらくは国営で行われていたのですが、行政のスリム化を図る吉田茂内閣のもと、日本中央競馬会が主催者とされたのです。
きょうの問題は、馬に関連して、「死馬の骨を買う」という言葉の意味は何かという問題です。
きょうの問題
「死馬の骨を買う」意味は?
青 -優れた人材を集めるため凡人を優遇
赤 -騙されて無駄な投資
緑 -可愛いワンちゃんと猫ちゃんがいます
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きょうの答え
青 -優れた人材を集めるため凡人を優遇
【本日の 緑 のボケは?】
「死馬の骨を買う」ではなく「柴と子猫飼う」というボケでした
きょうの解説
【「死馬の骨を買う」意味は?】
「死馬の骨を買う」とは、中国紀元前の歴史書に由来します。
ある君主が、名馬を求めて使者を出しました。
しかし、名馬は既に死んでいたのです。
ところが、使者はその馬の骨を大金で買って帰り、怒った君主に対し、「死んだ馬にでさえ大金を払うと聞けば、今に生きた名馬が向こうからやってくるでしょう」と答えました。-「戦国策」から-
しかし、名馬は既に死んでいたのです。
ところが、使者はその馬の骨を大金で買って帰り、怒った君主に対し、「死んだ馬にでさえ大金を払うと聞けば、今に生きた名馬が向こうからやってくるでしょう」と答えました。-「戦国策」から-
すると使者の言う通り、名馬の売り込みがあり、その君主は名馬を3頭も得ることができたというのです。
実はこれは、王から優秀な人材を集める方法を相談された、ある政治家がした"例え話"でした。
もうおわかりですね。
正解は「優れた人材を集めるため凡人を優遇すること」です。
その政治家は、死んだ馬の骨を買うように、つまらない人を優遇すれば優秀な人材がおのずと集まると説いたのです。
「死馬の骨を買う」とは、この故事から生まれた表現です。
「死馬の骨を買う」とは、この故事から生まれた表現です。
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