魅力的な女性に使う「グラマー」の由来は?
「ことば検定プラス」 -林修-
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林修先生の「ことば検定プラス」
2月1日は、昭和29(1954)年マリリン・モンローが初めて来日した日です。
彼女は3回結婚していますが、日本に来たのは2番目の夫ジョー・ディマジオとの新婚旅行を兼ねたものでした。
若い世代には、アンディ・ウォーホルの絵で知ったという人もいるかもしれないですね。
彼女のセクシーな歩き方から、「モンロー・ウォーク」という言葉もできました。
これは広辞苑にも、載っています。
そしてモンローのような女性を「グラマー」と言いますよね。
ことば検定プラス 今日の問題
魅力的な女性に使う「グラマー」の由来は?
【選択枝】
■ ぜいたく
■ 学問一般
■ □その服、誰に買ってもらったの?
【ことば検定プラス】本日の解答
■ 学問一般
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【今日の■のボケは?】
「グラマー」ではなく、「グランマ(祖母)」だそうです。
【ことば検定プラス】林修先生の解説
【魅力的な女性に使う「グラマー」の由来は?】
グラマーは英語由来の外来語
「グラマー」はもちろん英語由来の外来語です。
【英】glamour:魅力 |
ただし、セクシーな女性に限定して使うのは日本だけで、これは英語では男性にも使える上、"神秘的に美しい月"など、生き物ではないものにも使います。
そして 英文法のこともグラマーと言いますよね。
【英】grammar:文法 |
"魅力"と"文法"、意味も綴りも違うのですが、実はこの二つ、もともとは同じ言葉だったのです。
この二つのグラマーの語源が同じとは、なんとも不思議な感じです。
語源はラテン語で文法との意味グラマチカ
語源はラテン語で、文法との意味のgrammatica(グラマチカ)です。
語源【ラテン】grammatica:文法 |
これがフランス語を経由して、14世紀ごろ英語で【英】gramarye(グラマリエ)となりました。
その意味が今日の正解で、"学問一般"です。
その学問には、魔術や占星術も含まれていたため【英】gramarye(グラマリエ)は、15世紀には"魔法"との意味をも持ち、そこから"魔力
的な美しさ"へ。
さらに18世紀初めに"魅力"へと変化し、音も「グラマー」へと変わったようです。
さらに18世紀初めに"魅力"へと変化し、音も「グラマー」へと変わったようです。
前回の「ことば検定プラス」
本日の出題
「お天気検定」
□ シタツンガは何科の動物でしょう?
「ニュース検定」
□ バイデン大統領 復帰を宣言したのは?