李登輝元総統は政界に入る前何をしていた? 【ニュース検定】
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李登輝元総統は政界に入る前何をしていた?
「グッド!モーニング」 ニュース検定 -池上彰-

 

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池上彰 ニュース検定

 

ニュース検定 今日の問題

李登輝元総統は政界に入る前何をしていた?

 

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■ 大学教授

 

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池上彰さんの解説

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2020さよなら⑦【李登輝さん】

大の親日家だった台湾・李登輝元総統

まずは台湾の元総統、李登輝さんが2007年に来日した際の会見です。

台湾・李登輝元総統(当時84歳)の会見 -外国特派員協会/2007年6月-

日本人は本当に社会の規則に従って、みんな正しく行動している。
このような状態は、他の国にはなかなか見つかりません。
日本語がとても上手な李登輝さんは、1923年日本の統治下にあった台湾で生まれました。
1945年の敗戦の際は22歳だったので、李登輝さんはよく、「22歳までは日本人だった」と公言していました。
かつての日本で学んだことを誇りに持つ、大の親日家だったのです。

台湾を独裁から民主主義へと転換させた

しかしその後、台湾は激動の時代を迎えます。
中国本土での共産党との内戦に、蒋介石の国民党政権が敗れ、台湾に逃げ込んできたのです。
蒋介石は、およそ200万人もの軍人や、その家族などを引き連れてきて、国民党による独裁政権を敷きました。

一方、李登輝さんは、アメリカに留学するチャンスに恵まれ、農業経済学の博士号を取得した後、帰国し台湾大学の教授を務めていました。
運命が変わったのは、1972年です。
台湾の独裁者である蒋介石の息子、蒋経国に見い出されたのです。
農業経済学の専門家として閣僚に登用され、政治の世界で着々と力をつけていきました。
その後、1988年に蒋経国が亡くなり、李登輝さんはついに総統にまで上り詰めます
そしてわずか8年で、初の直接選挙を実現させました。
直接選挙で総統を選べるようにしたのです。
直接選挙で選ばれますと、総統に正当性が生まれます。
これを嫌った中国は直接選挙を妨害するため、台湾海峡にミサイルを撃ち込むなどして威嚇しましたが、李登輝さんはアメリカを味方につけ、抑え込みました。
一滴の血も流さず、李登輝さんは台湾を独裁から民主主義へと転換させたのです。

 

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