反体制派指導者ナワリヌイ氏 ロシアの病院からどこの病院に?
「グッド!モーニング」 ニュース検定 -池上彰-
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池上彰 ニュース検定
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反体制派指導者ナワリヌイ氏 ロシアの病院からどこの病院に?
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プーチン流強権政治③【反体制派に毒物】
反体制派指導者に起きた異変
昨日までお伝えしたように、プーチン大統領は絶大な権力を握っています。
そのプーチン政権を恐れず、徹底的に批判する人物もロシアにあります。
弁護士で、反体制派の指導者でもあるアレクセイ・ナワリヌイ氏です。
今年(2020年)8月、この人物に異変が起きました。
飛行機の機内で、突然意識不明に陥りました。
毒物が原因で、プーチン政権が関与した疑惑が出ています。
ポイントとなるのはその毒物です。
ナワリヌイ氏が治療のために送られたドイツでの検査で、原因は"ノビチョク"という毒物による中毒だとわかりました。
プーチン氏が統治するロシアの闇は深い
"ノビチョク"は、旧ソ連軍が開発した化学兵器で、中枢神経を麻痺させる神経剤としては、最も毒性が高いとされています。
しかも今回の毒物は、すぐには効果が出ない"ノビチョク改良型"だったと報じられました。
ちょうどナワリヌイ氏が飛行機に乗っている間に効果を発揮し、死亡させる計画だったとみられているのです。
ナワリヌイ氏は当初、ロシアの病院に入院しましたが、ナワリヌイ氏の支持者たちが「ロシア国内にいると危険だ」と訴え、ドイツの病院へと転院が認められました。
その結果、原因がわかり、プーチン政権の関与の疑惑が出てきたのです。
その結果、原因がわかり、プーチン政権の関与の疑惑が出てきたのです。
真相はまだわかりませんが、国際社会はプーチン政権の関与を疑っています。
"ノビチョク"を使った暗殺未遂事件は、2年前にもイギリスで起きているからです。
幸い、ナワリヌイ氏はドイツの懸命な治療によって徐々に回復していますが、ロシア側は毒物の可能性を否定し続けています。
プーチン氏が統治するロシアの闇は深いのです。
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