「キャンプ」と語源が同じ言葉は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
7月28日は「な(7)にや(28)ろう」の語呂合わせで、「なにやろう?自由研究の日」です。
今の時期、夏休みという方も多いですから、自然に触れ合うのもいいかもしれません。
そして、明治生まれの歌人 前田夕暮は自然主義と呼ばれ、こんな作品を残しています。
「自然がずんずん体の中を通過する ー山、山、山」
これは夕暮が飛行機に初めて乗った感動を詠んだものです。
自然を愛した夕暮の名前は、秩父のキャンプ場の名前「入川渓谷夕暮キャンプ場」にもなっているそうです。
そこで、今日はこの「キャンプ」と語源が同じ言葉はどれかという問題です。
「キャンプ」と語源が同じ言葉は?
青 -シャンパン
赤 -チャレンジ
緑 -小犬のおなら
「ことば検定」の解答を速報しています |
ことば検定 答え
青 -シャンパン
ことば検定 解説
きょうの解説
「キャンプ」もともと"戦場"
「キャンプ」という言葉がスポーツニュースで出てきたら、野球のキャンプを思い浮かべます。
スポーツ以外でも、軍の基地をキャンプと呼び、ニュースに出てきます。
英語の「キャンプ(camp)」はもともと"戦場"という意味で、野外にテントを張って楽しむ「キャンプ」の意味は、19世紀後半に使われるようになったと言われています。
レースなどの勝者を英語で「チャンピオン(champion)」と言いますが、この言葉は「キャンプ(camp)」と由来が同じで、元々は"戦場で戦う人"を指す言葉でした。
「キャンプ」の語源
元になったのがラテン語の「カンプス(campus)」で、"平らな土地"という言葉です。
この「カンプス(campus)」が元になって、フランスである地方の名前ができました。
そこは平らな土地が大きく広がり、ぶどう栽培で有名になったシャンパーニュ地方です。
パリの北東にあるシャンパーニュ地方でできた発泡性のワインが、フランス語で「シャンペイン」英語で「シャンパン」。
「シャンパン」と「キャンプ」は語源が同じなのです。
前回の問題
今月のプレゼントと応募方法