「ろうそく」元々の原料は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きょうは6月20日、明日二十四節気の一つ「夏至」です。
世界遺産の「ストーン・ヘンジ」も夏至が関係していると言われています。
夏至の日は、ヒールストーンと呼ばれる石から太陽が昇り、日光が中央に向かってまっすぐ差し込むのです。
「夏至」は、昼の時間が長いということですから、逆に言えば夜は短くなります。
そんな「夏至」の夜に世界的に開催されているのが、キャンドルナイトです。
カナダで2001年から始まった省エネを考えるイベントです。
キャンドルは日本語だけ「ろうそく」ですが、今日はその「ろうそく」の元々の原料は何かという問題です。
「ろうそく」元々の原料は?
青 -じゃがいも
赤 -蜂の巣
緑 -直ちに収監
「ことば検定」の解答を速報しています |
ことば検定 答え
赤 -蜂の巣
ことば検定 解説
きょうの解説
日本で作られる「和ろうそく」には、煙が少ないという特徴があります。
その一番の違いとなるのが、原料が違うからです。
普通の「ろうそく」は石油から出来ていますが、「和ろうそく」は はぜの実など植物性の材料を使っています。
日本で「ろうそく」が作られるようになったのは、室町時代後期といわれています。
その前は、中国から輸入したものを使っていました。
きっかけは、仏教伝来です。
仏教は6世紀に日本に伝わりましたから、となれば「ろうそく」が伝わったのは奈良時代です。
「ろうそく」は、当初 仏教の儀式用として、朝廷や寺院などで使われていました。
聖徳太子ゆかりの寺として知られる大安寺には、寺の所有物を記載した文書が伝わってきて、それに「蝋燭(ろうそく)」の文字が残っています。
当時、「ろうそく」は蜜蝋(みつろう)で作られたもので、とても貴重でした。
蜜蝋とは、ミツバチが巣を作るときに体から分泌する「ろう」のことです。
ですから蜜蝋で作られた「ろうそく」はハチが食べていた花粉によって甘い香りがすることもあるそうです。
前回の問題
今月のプレゼントと応募方法