「懐石」について正しいものは? 【ことば検定スマート】
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「懐石」について正しいものは?
【ことば検定】今日の問題と答え

グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。

 

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ことば検定 問題 

 

昨日に続き「小鉢」がテーマです。

「小鉢」を使う食事といえば、精進料理もその一つです。
その特徴は、魚や肉などの動物性の食材が使われないことです。
これは、仏教のむやみに生き物を傷つけないという教えから来ているもので、精進料理の「精進」も仏道修行に励むことを意味する仏教用語です。

 

料理の味の方は、平安時代に清少納言が「枕草子」で、「愛する子を僧侶にしてしまったら気の毒だ」として、その理由の一つに
「精進物のいとあしきを うち食ひ」と書いています。
「いとあしき」とは、 "とてもまずい" という意味になります。

 

その精進料理と同じく仏教に関わりを持つ食事に「懐石」があります。
今日は、その「懐石」について正しいものはどれかという問題です。

 

 

「懐石」について正しいものは?

   -少なめに盛る
   -皿に石を置いていた
   -同居を解消

 

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ことば検定 答え

   -少なめに盛る

 

 

 

 

 

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ことば検定  解説

きょうの解説

 

「懐石料理」と「会席料理」
宴会の食事も、「会席料理」といいます。
「懐石料理」と、どう使い分けてると思いますか?

「懐石」は、茶会で出される料理を指すのですが、この漢字を使うようになったのは江戸時代からです。
それ以前には、茶会で出される食事も、宴会の食事も、どちらも「会席」という字を使っていたようです。

 

「懐石」という字の由来
そして「懐石」の字には、仏教が関係しています。
午前中しか食事をとらない禅宗の修行僧が、懐に抱いた石が由来です。
温石と呼ばれる火で温めた石を懐に抱いて、空腹を紛らわしたのです。
そこから、空腹をしのぐ程度に簡素な食事のことを「懐石」と呼ぶようになりました。

となれば、今日の正解は「少なめに盛る」です。

 

 

 

前回の問題

-これまで出題されたことば検定-

 

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