日本で初めて「パスポート」が発給されたのは?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きょう2月20日は「旅券の日」です。
明治11年の今日、初めて「旅券」という言葉が使われた法令ができました。
いわゆるパスポートです。
日本のパスポートは、世界からの信頼性が大変高く、偽造防止の面でも最高水準となっているんだそうです。
出入国のときにスタンプが押されるページには、葛飾北斎の富嶽三十六景が描かれています。
ページごとにデザインが違うので、より偽造を困難にする効果もあるようです。
今日は、日本で初めてパスポートを発給された人の職業は何だったかという問題です。
日本で初めて「パスポート」が発給されたのは?
青 -写真家
赤 -手品師
緑 -上着キツい
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ことば検定 答え
赤 -手品師
ことば検定 解説
きょうの解説
日本で初めてのパスポートの写しが残っています。
発行したのは江戸幕府、幕末の慶応2年に日本人の海外渡航禁止が解かれたのです。
その写しにあるハンコには、「政府が渡航を許可する」という意味が書かれています。
今のパスポートと決定的に違うのは、本人の顔写真がないことです。
顔写真がないと誰かわからないということになるのを防ぐために、身長や顔の特徴が文字で書かれているのです。
この方は、年齢が37歳、身丈は5尺ですから大体150㎝ぐらい。
鼻高き、顔が細長とあります。
この描写が正確だったのかどうか。絵もあります。
こんなふうにして、同一人物かどうかの確認を行っていたようです。
そして、この方の職業は手品師でした。
パスポート第1号は、隅田川浪五郎という手品師で、この年 浪五郎や18人の手品師や軽業師がパスポートを取得して、アメリカやヨーロッパの国を巡業して大成功を収めたんだそうです。
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