「刑罰」に由来する言葉は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きょうは1月11日、昨日は「110番の日」でした。
110番されるような不届き者に対して、「ムショ送り」という言い方をするときもあります。
なぜ刑務所のことを「ムショ」というかご存知ですか?
刑務所の略称ということが辞書に載っています。
ただ、別の辞書によると、その説が否定されてもいます。
「ムショ」は、"むし寄場"の略と説明されています。
牢獄を虫かごに例えたのではないかという説があります。
一方、大正時代に京都の警察部が出した隠語を集めた本にはまた別の説明がなされています。
「六四」と書いて「むし寄場」だと言うのです。
その本によれば、囚人の食事が麦と米の割合が6対4だったので、こう呼ばれたというのです。
そんなわけで、今日は刑務所にちなんで、「刑罰」に由来する言葉はどれかという問題です。
「刑罰」に由来する言葉は?
青 -くだを巻く
赤 -門前払い
緑 -馬に詳しい
「ことば検定」の解答を速報しています |
ことば検定 答え
赤 -門前払い
ことば検定 解説
きょうの解説
「くだを巻く」
まず「くだを巻く」。
この「くだ」とは、糸を紡ぐのに使う糸車の管のようです。
この作業は単調で、時間がかかるそうです。
そこから、酒に酔ってつまらないことをくどくど言うことを「くだを巻く」というようになったと考えられています。
「門前払い」
一方の「門前払い」。
この "門" は、奉行所の門だそうです。
江戸時代に悪いことをした人には奉行所で刑罰を決めていたのですが、その刑罰には追放刑が多く、例えば、「遠島」といえば島流し、「江戸払い」といえば、江戸から追い出されたというわけです。
「門前払い」もそんな刑罰の一つで、無銭飲食など比較的軽い罪の場合、奉行所の門前から追放するという刑だったようです。
前回の問題
今月のプレゼントと応募方法