山の〇合目「合目の基準」は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きのう8月11日は「山の日」でした。
皆さんは、富士山に登ったことはありますか?
富士山に登れるのは、7月から9月10日までの2ヶ月ほどですが、新型コロナの影響を受けなかった3年前まで、登山者は1シーズンだいたい20万~30万人で大人気でした。3年前(2019年)の「山の日」には、1日におよそ8700人が8合目以上に登ったそうです。
富士山に登れるのは、7月から9月10日までの2ヶ月ほどですが、新型コロナの影響を受けなかった3年前まで、登山者は1シーズンだいたい20万~30万人で大人気でした。3年前(2019年)の「山の日」には、1日におよそ8700人が8合目以上に登ったそうです。
そして、いま「8合目」と言いましたが、実はその「合目」とは、標高を10等分したものではないのです。
では、何が「合目」の基準なのか、今日はそれが問題です。
山の〇合目「合目の基準」は?
青 -登山口からの距離
赤 -登山の難度
緑 -カリカリ漬けの儲け
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ことば検定 答え
赤 -登山の難度
ことば検定 解説
きょうの解説
江戸時代には使われていた「合目」
「合」は、普段何の単位に使えますか。
お米とかお酒を計るという尺貫法の体積の単位ですよね。
その「合」をなぜ山に使うのかは、実はいろんな説があってはっきりしません。
ただし、「合目」は遅くとも江戸時代には使われていたこと、さらには、富士登山が発祥であることは間違いないようです。
実は、江戸時代には富士登山が大流行したのです。
何とか「一生のうち一度登る」という思いが人々にあって、「富士講」といってグループで富士山にお参りしたのです。
そして、それは同時に修行でもありました。
元々、日本には山岳信仰があって、修験者たちは登山を修行ととらえていました。
「合目」は修行がポイント
今回の「合目」は、その修行というのがポイントなのです。
全体を修行ととらえると、例えば「5合目」は距離が半分ということではなく、修行の大変さとか辛さのことを意味します。
山には、険しいところも緩やかなところもあります。
ですから、当然距離では測れません。
ルートによって、富士山の5合目の標高は全く違いますし、時代によっても変わります。
現在は、どのルートであっても、車で行ける最終地点を「5合目」としているようです。
富士山5合目
車で行ける最終地点
富士宮ルート:標高2400m
御殿場ルート:標高1450m
前回の問題
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