あんぱん「文明開化」の何と言われた?
ことば検定スマート 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定スマート」
きのう4月4日は「あんぱんの日」でした。
明治8年4月4日、明治天皇に「あんぱん」が献上されたのです。
明治天皇に献上され、召し上がったのは「桜あんぱん」です。
これは普通のパンと少し違って、イースト菌ではなく、米麹による酒種(さかだね)が使われています。
これは普通のパンと少し違って、イースト菌ではなく、米麹による酒種(さかだね)が使われています。
それが、木村屋さんの発明だそうで、天皇への献上をすすめた山岡鉄舟の心をとらえたのは、西洋のパンを日本伝統の酒種を使ってアレンジしたことだったようです。
日本の伝統を大切にしながら、西洋のものを取り入れることを「和魂洋才」といいます。
この「あんぱん」こそが、「和魂洋才」の精神を持つものとして、「文明開化」にふさわしいと鉄舟は考えたのです。
そして「あんぱん」は当時、「文明開化の〇〇」と呼ばれました。
今日は、何と呼ばれたかという問題です。
きょうの問題
あんぱん「文明開化」の何と言われた?
青 -ハイカラ菓子
赤 -七つ道具
緑 -その参考書わかり易い?
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きょうの答え
赤 -七つ道具
【本日の 緑 のボケは?】
「ぶんめいかいか」ではなく「文 明解か」というボケでした
きょうの解説
【あんぱん「文明開化」の何と言われた?】
「文明開化の七つ道具」とは
明治初めの東京日本橋を描いた一景の中には、「文明開化」を体現しているものが見られます。
ガス灯、陸蒸気など、いずれも新時代の象徴としてふさわしいものが描かれています。
実は、こうした文明開化を実感できるものを呼ぶ「文明開化の七つ道具」という言葉が、当時の流行語になったそうです。
「あんぱん」の斬新さに驚き
「七つ道具」は、資料によって違うので実際は七つ以上あるのですが、「新聞社」「郵便」「ガス灯」「蒸気船」「陸蒸気」「写真」「展覧会」「軽気球」、そして「あんぱん」がそう呼ばれたんだそうです。
「あんぱん」の斬新さが、いかに人々に驚きを与えたかがわかりますね。
前回の出題
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