せんべいなどの「サラダ味」名前の由来は?
ことば検定プラス 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定プラス」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定プラス」
きょう8月31日は、8(や)31(さい)の語呂合わせで「野菜の日」です。
皆さん、野菜を食べていますか。
厚生労働省は、1日に350g以上の野菜を摂ることを呼びかけていますが、最近の調査(令和元年厚労省調べ)では、日本人の平均摂取量は280g程度にとどまっています。留まっています。
食事に煮物やおひたしを、ひと皿足すだけでもだいぶ違うそうですが、最も手軽に野菜を摂れるものといえば、やはりサラダですよね。
せんべいやスナック菓子にも、サラダ味というのがありますが、あれは野菜と関係あるんでしょうか?
そこで今日は、せんべいなどのサラダ味という名前は何に由来するかという問題です。
きょうの問題
せんべいなどの「サラダ味」名前の由来は?
青 -油
赤 -じゃがいも
緑 -大食いの食事
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きょうの答え
青 -油
【本日の 緑 のボケは?】
「サラダあじ」ではなく「さらラージ(皿大きい)」というボケでした
きょうの解説
【せんべいなどの「サラダ味」名前の由来は?】
サラダ味せんべいの登場は昭和36年
サラダ味の第1号をはっきりしませんが、かなり古くからあるものを一つが亀田製菓の「亀田のあられ サラダホープ」です。
これは現在も売られていますが、パッケージには「60周年ありがとう」とあるように、売り出されたのは昭和36年、60年前なんだそうです。
当時の日本は、高度経済成長期で、白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫が三種の神器と呼ばれ、豊かさや憧れの象徴とされた時代です。
食生活も、少しずつ洋風化して、食用油の消費量が増えました。
サラダ油を塩とまぶしたのがサラダ味
そんな中人気だったのが、サラダ油です。
大正13年に発売されたサラダ油は、精製度が高くて、最初は大変な高級品でした。
昭和30年代には、ようやく手の届く存在となっていたんですね。
そこで、菓子メーカーは高級感のあったサラダ油を、塩とともにせんべいにまぶして、サラダ味として売り出したようです。
ということで、正解は「油」です。
ということで、正解は「油」です。
焼いたせんべいに、サラダ油をまぶして「サラダ」と名付けたことが、洋風でおしゃれだとヒットに繋がったのかもしれませんね。
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