「おっかない」の由来、有力なのは?
ことば検定プラス -林修-
テレビ朝日「グッド!モーニング」の「ことば検定プラス」の出題と答えを速報しています。 どなたでも参加でき、ポイントを貯めてプレゼントに応募できます。 |
林修の「ことば検定プラス」
今回は、2019年6月27日に出題された復習問題です。
6月27日は、1850年にラフカディオ・ハーンが生まれた日です。
作家の小泉八雲であることは、ご存知ですよね。明治23(1890)年、39歳でアメリカの出版社の通信員として初来日した彼は、すっかり日本が気に入って、6年後に帰化しました。
英語教師の傍ら、いくつもの作品を残しましたが、なんといっても有名なのは「怪談」でしょうね。
各地に伝わる民話などをベースにした作品で、「耳なし芳一」「むじな」「ろくろ首」「雪女」など、誰もが知っているおっかない話が満載です。
そこで今日のことば検定は、「おっかない」の由来として有力なものはどれか?という問題です。
きょうのことば検定プラス
「おっかない」の由来、有力なのは?
【選択枝】
■ 寒さで凍える
■ 身の程知らず
■ 迷子
ことば検定プラスの解答速報を発信しています。 お気に入りやブックマークしておくと便利です。 |
「ことば検定プラス」答え
■ 身の程知らず
【今日の■のボケは?】
「おっかない」ではなく、「おっかぁいない」だそうです。
「ことば検定プラス」林修の解説
【「おっかない」有力な由来は?】
「おっかない」の由来の有力な説
「おっかない」の由来ははっきりしないところもあるのですが、有力とされているのが、「おほけなし」という言葉が変化したとする説です。
「おほけなし」の"なし"は否定ではなく、強調の接尾語です。
「おほけなし」は、例えば鎌倉時代の書物にこうあります。
「天下に並びなき婿をとらん」と、おほけなく思ひ企てて 「沙石集」(鎌倉中期) |
「『天下に比べるもののない立派な婿をもらおう』と、身の程知らずに考えて」という意味です。
「おっかない」は身の程知らずに由来
この「おほけ」は分不相応に大きいことだとされ、それが強調されているのです。
いうことで、正解は「身の程知らず」です。
「おっかない」を使い出したのは、江戸時代の江戸っ子たちだと言われ、最初は分不相応という意味でしたが、恐れ多いという部分から、現在のような意味になったとするの説が有力です。
「ことば検定プラス」前回の出題
本日の出題
「お天気検定」
□ 去年、列島に初めて台風が接近したのは?
「みんなのエンタメ検定」
□ 妻夫木聡 2度目の中国映画挑む前に学んだのは?