「ドラキュラ」元々の意味は?
ことば検定プラス -林修-
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林修先生の「ことば検定プラス」
5月26日は、1897年アイルランド出身の作家ブラム・ストーカーがドラキュラを出版したとされる日です。
この小説は世界中で大ヒットし、十字架やにんにくが苦手、主に夜活動して日中は棺桶で眠るといった吸血鬼のイメージを決定づけました。
ところで皆さん、ドラキュラとは吸血鬼の意味だと思っていませんか。
吸血鬼は、英語だと"ヴァンパイア"ですよね。
実は、ドラキュラとは主人公の吸血鬼ドラキュラ伯爵の名前なんです。
では、伯爵の名前のドラキュラには、どんな意味があるんでしょうか?
今日の問題
「ドラキュラ」元々の意味は?
【選択枝】
■ コウモリの歯
■ 竜の息子
■ 中日の天敵
本日の解答
■ 竜の息子
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【今日の■のボケは?】
「ドラキュラ」ではなく、「ドラキラー」だそうです。
林修先生の解説
【「ドラキュラ」元々の意味は?】
ドラキュラ モデルとされる人物がいた
実は、ルーマニアにドラキュラ伯爵のモデルとされる人物がいたんです。
15世紀、ワラキア公国のヴラド3世は隣国と激しい戦闘を繰り広げる一方で、国内では反対勢力を容赦なく処刑し、串刺し公と恐れられました。
しかし、ヴラド3世にはもともと別の異名がありました。
それが"Dracula(ドラキュラ)"なんです。
というのも、彼の父親はハンガリー王国・ドラゴン騎士団の一員だったことから、ドラクル(公)と呼ばれていました。
"ドラクル"とは、ルーマニア語で「竜」のことなんです。
そして最後のAは、その息子を表すそうです。
「竜の息子」ということですね。
作家が吸血鬼の名前ドラキュラにした
ですから、ドラキュラは決して悪い意味の異名ではなかったんですが、作者のストーカーがヴラド3世の残虐性に注目し、吸血鬼の名前にしてしまったのです。
ということで、正解は「竜の息子」です。
もっとも、ヴラド3世の正確な人物像はわかっていませんし、もちろん吸血鬼めいた記録や伝説もありません。
死後、自分が吸血鬼の代名詞にされるとは思ってもみなかったでしょうね。
前回の「ことば検定プラス」
本日の出題
「お天気検定」
□ スーパームーンの皆既月食、国内で見られるのは?
「みんなのエンタメ検定」
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