「フレンチトースト」と名付けた国は?
「ことば検定プラス」 -林修-
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林修先生の「ことば検定プラス」
4月12日はパンの記念日です。
江戸時代末期、1842(天保13)年のこの日、兵学者の江川太郎左衛門が初めて国産のパンを焼いたと言われていることに由来します。
当時、頻繁に現れる外国船に対し、海防の必要を強く感じた江川は、兵士に持たせる兵糧としてパンに目をつけたんです。
ご飯と違って火を焚かずに食べられるので、煙を出すことがなく、敵に見つかる心配もないと考えたようです。
日本でパン食が広まったのは、明治になってからですが、意外なところにルーツがあるんですね。
そこで今日は、そんなパンの料理の中から「フレンチトースト」とは、どこの国で名付けられたかという問題です。
ことば検定プラス 今日の問題
「フレンチトースト」と名付けた国は?
【選択枝】
■ フランス
■ アメリカ
■ 目玉焼き、ウチは醤油派、キミは?
【ことば検定プラス】本日の解答
■ アメリカ
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【今日の■のボケは?】
「フレンチトースト」ではなく、「俺んちソース党(おれんちソースとぅ)」だそうです。
【ことば検定プラス】林修先生の解説
【「フレンチトースト」と名付けた国は?】
フレンチトーストの起源は古い
フレンチトーストの起源は古く、4世紀のローマ帝国の料理書にパンを牛乳に浸したものが載っています。
その後、ヨーロッパの多くの国で、似た料理が食べられてきました。
「フレンチトースト」の起源
4世紀のローマ帝国の料理書に
パンを牛乳に浸したもの
パンを牛乳に浸したもの
ただし、肝心のフランスでは、「パン・ペルデュ」と呼ぶんだそうです。
直訳すると、「失われたパン」、古くて硬くなったパンのことです。
「パン・ペルデュ」は、もちろん今でも食べられている料理です。
アメリカのルイジアナ州発祥説が有力
一方、「フレンチトースト」命名の経緯には様々な説があるのですが、有力なのは、18世紀から19世紀のアメリカ、ルイジアナ州発祥とするものです。
元々フランス領だったルイジアナで、母国の真似をした料理に、"フランス風の"との意味で、"フレンチ"と名付けたというです。
ということで、正解は赤の選択肢の「アメリカ」です。
ということで、正解は赤の選択肢の「アメリカ」です。
フレンチトーストの名前は、アメリカでは19世紀には定着していたとみられ、背景にはフランスへの憧れがあったのではないかと考えられています。
フレンチトースト
アメリカでは19世紀に定着
背景にフランスへの憧れ
背景にフランスへの憧れ
前回の「ことば検定プラス」
本日の出題
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