「よほど」の由来は?
「ことば検定プラス」 -林修-
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林修先生の「ことば検定プラス」
今回は、2017年4月11日に出題された復習問題です。
4月11日はガッツポーズの日です。
昭和49年のこの日、ガッツ石松さんが初めて世界チャンピオンになりました。
そして、そのときの喜びのポーズを、新聞記者が「ガッツポーズ」と名付けたことに由来します。
しかし、「ガッツポーズ」という言葉が初めて使われたのは、1年半ほど前(昭和47年)の週刊ガッツボウルというボウリング雑誌でした。
ストライクを取ったときのポーズを、「ガッツポーズ」と命名しました。
いずれにしても「ガッツポーズ」は、"よほど"嬉しいときに出るものであることは間違いありません。
そこで今日のことば検定は、今出てきた「よほど」とは何に由来する言葉でしょうか?
そこで今日のことば検定は、今出てきた「よほど」とは何に由来する言葉でしょうか?
ことば検定プラス 今日の問題
「よほど」の由来は?
【選択枝】
■ 無駄になる
■ ちょうどいい
■ 依田さん、きょうの天気は?
【ことば検定プラス】本日の解答
■ ちょうどいい
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【今日の■のボケは?】
「よほど」ではなく、「予報どう」だそうです。
【ことば検定プラス】林修先生の解説
【「よほど」の由来は?】
「よほど」室町時代に使われ始めた言葉
「よほど」は、漢字で「余程」と書きますが、実はこれは当て字です。
「よほど」は、室町時代後半に使われ始めた言葉で、もともとは「よきほど」と言っていました。
江戸時代が始まった頃に発行された、日本語をポルトガル語で解説した日葡辞書には、このように載っています。
Yoppodo.1,Yoqifodo.(ヨッポド.または,ヨキホド.)
日葡辞書から(17世紀) |
「よほど」は「よきほど」と同じ意味
「ヨッポド.または,ヨキホド.」という見出しがあります。
つまり、当時は「よっぽど」と「よきほど」は同じ意味の言葉だったのです。
この言葉は「よきほど」が、「よいほど、よっぽど」と変化し、「よほど」になったとされています。
「よきこと」は「良き程」ですから、正解は赤の「ちょうどいい」です。
「よほど」は、江戸時代にだんだん適度を超えた"かなりの程度"という意味になり、現在のような使われ方になっていきました。
前回の「ことば検定プラス」
本日の出題
「お天気検定」
□ "芝桜"と"桜"の関係で正しいのはどれ?
「みんなのエンタメ検定」
□ スザンヌが学ぶ「通信制高校」にないのは?