3月の別名「弥生」、名前の由来は?
「ことば検定プラス」 -林修-
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林修先生の「ことば検定プラス」
今日は3月1日。
いよいよ今日から3月です。
まだまだ寒くて春の実感は持てませんが、手紙などの時候の挨拶では、3月に入ると、「早春の候」(立春から)、「浅春の候」(3月頃から)を使うとされています。
そして3月を「弥生」とも読みます。
東京都文京区には、水戸藩主だった徳川斉昭(1800-60)が、3月に詠んだ歌の歌碑があったことから、「弥生」と名付けられた地域があります。
東京大学の弥生キャンパスがあるところです。
実は、その「弥生」で初めて見つかった土器なので、"弥生土器"、その土器の時代を"弥生時代"と呼ぶようになったのです。
では、なぜ3月を「弥生」と呼ぶのか、ご存知でしょうか?
ことば検定プラス 今日の問題
3月の別名「弥生」、名前の由来は?
【選択枝】
■ 草木が生い茂る
■ 弓持って狩猟に出かける
■ 素晴らしい
【ことば検定プラス】本日の解答
■ 草木が生い茂る
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【今日の■のボケは?】
「弥生」ではなく、「ぃやー良い」だそうです。
【ことば検定プラス】林修先生の解説
【3月の別名「弥生」、名前の由来は?】
弥生の名前の由来は
「弥生」は本来は、"いやよい"と読みます。
この「弥」には、"いや"という読みがあるのです。
では、この「弥」という文字を使った言葉は、他に何がありますか。
"いやが上にも盛り上がる"という時の、"いや"は嫌いという字ではありません。
意外に思われるかもしれませんが、この「弥」という字なのです。
"いやが上にも盛り上がる"と言えば、"いやいや盛り上がる"のではなく、"ますます盛り上がる"ことですよね。
弥生"ますます生い茂る"という意味
つまり、この「弥(いや)」には、"ますます"という意味があるのです。
そして、この「生」という字は、"生い茂る"という意味ですから、「弥生」は、"ますます生い茂る"という意味になります。
「彌生」は"いやおひ"として、平安後期の和歌の研究書に登場する言葉で、「草木彌生月」を略したものだと考えられています。
前回の「ことば検定プラス」
本日の出題
「お天気検定」
□ 東京都心で、2月に92年ぶりの少なさとなったのは?
「ニュース検定」
□ 石巻市雄勝町 日本一の何と呼ばれていた?