「物色」の由来は?
「グッド!モーニング」 ことば検定プラス -林修-
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林修先生 ことば検定プラス
ことば検定プラス 今日の問題
「物色」の由来は?
【選択枝】
■ 牛の毛の色
■ 絹織物
■ よくやった!
本日の解答は
■ 牛の毛の色
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【今日の■のボケは?】
「物色」ではなく、「good job(グッジョブ)」だそうです。
本日の林修先生の解説
【「物色」の由来は?】
「物色」は万葉集にも登場する古い言葉
「物色」は、一般に"店内を物色する"のように、"多くの人や物の中から適当なものを探し出す"という意味で使います。
しかし、本来は文字通りの、"物の色や景色"といった意味もあって、万葉集にも登場する古い言葉です。
出典は、中国の儒教の経典「五経」の1つ「礼記」です。
-「礼記」(紀元前)-
視全具 案芻豢 瞻肥瘠 察物色全具を視(み)て 芻豢(すうかん)を案(かんが)え 肥瘠を瞻(み)て 物色を察す |
「物色」とは"牛の毛の色"
これは古代中国の祭礼での、あの物のチェックについての一文です。
体格がそろっているかを見て 草と穀物の食べ方を検討し 肥えているか痩せているかを調べ 毛色を見る |
という意味ですが、これは"祭礼で生贄にされる牛のチェック"のことです。
「物色」とは、もともと"牛の毛の色"だったのです。
古代中国の祭礼では、祭礼の種類によって、赤牛と黒牛のどちらを使うかが決まっていたようです。
前回の「ことば検定プラス」
本日の出題
「お天気検定」
□ 気象庁移転に伴い、東京のイチョウ、カエデの標本木は?
「ニュース検定」
□ 1947年までインドを植民地支配していた国は?