BOOK文芸書ランキング TOP10
-2022年11月14日~20日-
毎週土曜の「王様のブランチ」で発表されている最新の本の売り上げランキングです。
今回は ブックファースト アトレ吉祥寺店による【文芸書ランキング】として発表されたものです。 |
BOOKランキング1~5位
1位 | 「東京あたふた族」 益田ミリ |
ミシマ社 |
人気イラストレーター益田ミリさんのエッセイ。
益田さんのデビュー直前から、現在までの日々を3部構成で綴った一冊。
生まれ育った大阪から上京したときの、心細かった心境。
そして時を経て、コロナ禍で思ったことなど、柔らかな言葉で綴った87篇を収録しています。
2位 | 「無人島のふたり」 山本文緒 |
新潮社 |
「恋愛中毒」「プラナリア」などで知られる直木賞作家・山本文緒さんの闘病日記。
2021年4月にがんと診断され、10月に急逝するまでを綴った134日間の記録です。
3位 | 「ひとりで生きると決めたんだ」 ふかわりょう |
新潮社 |
"重箱の隅に宇宙を感じる男"ふかわさんによる22編のエッセイを収録。
前から思っていたんですけど、「ひつまぶし」っておかしくないですか。
「ひつまぶし」と言えば、
①まずはそのまま食べて
②次に薬味を入れて
③そして最後は出し汁を入れて食べると3通りの食べ方が楽しめる名古屋名物。
これ3通りって、少し無理がありませんか。1と2の間隔、狭すぎませんか。
3階建てかと思ったら、中2階がある2階建てでした、みたいな。
薬味を入れるだけで、「1」とカウントしていたら、ほとんどの食べ物がふた通りになりませんか。
「どうでもいいこと」の向こう側で見つけたふかわ流の目線が詰った一冊です。
4位 | 「栞と嘘の季節」 米澤穂信 |
集英社 |
図書室で見つかった猛毒トリカブトの栞を巡り、高校生たちの嘘と殺意が交錯するミステリー。
5位 | 「老害の人」 内館牧子 |
講談社 |
BOOKランキング6~10位
第6位以下のランキングは以下の通りでした。
6位 | 「invert 城塚翡翠倒叙集」 | 相沢沙呼 | 講談社 |
7位 | 「『選ばれる女がやっていること』デヴィ夫人のマナー論」 | デヴィ・スカルノ | Clover出版 |
8位 | 「ハヤブサ消防団」 | 池井戸潤 | 集英社 |
9位 | 「20代で得た知見」 | F | KADOKAWA |
10位 | 「台湾侵攻7 首都侵攻」 | 大石英司 | 中央公論新社 |
今週の注目の一冊
「『選ばれる女がやっていること』デヴィ夫人のマナー論」デヴィ・スカルノ
「知識と教養があなたの人生を切り開くための武器になります」と語るデヴィ夫人。
何気ない話し方やふるまいを学ぶだけで「品位のある人」と印象付けることが出来るそう。
たとえば、あごのわずかな角度でも好感度は変わってきます。
あごが上がっていると横柄な印象、引くと自信がない印象、まっすぐだと誠実な印象になります。
デヴィ夫人が語る9つの教えで、美しい所作と品位を身に付けてみては!?
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