「つらつらと書く」「つらつら」の正しい意味は?
ことば検定プラス 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定プラス」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定プラス」
このクイズは、2020年10月1日に出題されたものです。
さらに、「直近1年に出題されたものからの夏休みの復習」として、2021年8月10日にも再度出題されました。
さらに、「直近1年に出題されたものからの夏休みの復習」として、2021年8月10日にも再度出題されました。
10月1日は、明治33年に私製はがきの使用が認められた日です。
それまでは、政府が発行する官製はがきしか使えなかったんですね。
それまでは、政府が発行する官製はがきしか使えなかったんですね。
これによって普及したのが絵葉書です。
風景画はもちろん、ブロマイド代わりの美人絵葉書が人気でした。
さらに、日露戦争の記念絵葉書は、一大ブームを巻き起こしました。
風景画はもちろん、ブロマイド代わりの美人絵葉書が人気でした。
さらに、日露戦争の記念絵葉書は、一大ブームを巻き起こしました。
そして、はがきや封書など文章を書く際に、「つらつらと書く」という表現がありますよね。
今日は、「つらつら」とはどういう意味かという問題です。
今日は、「つらつら」とはどういう意味かという問題です。
きょうの問題
「つらつらと書く」「つらつら」の正しい意味は?
青 -とりとめもなく
赤 -念入りに
緑 -夫婦でマグロを調理
「ことば検定プラス」の解答を速報しています |
きょうの答え
赤 -念入りに
【本日の 緑 のボケは?】
「つらつらと書く」ではなく「ツナつまと焼く(ツナ妻と焼く)」というボケでした
きょうの解説
【「つらつらと書く」の正しい意味は?】
「つらつら」と似た「つれづれ」
「つらつら」と似た音の言葉に「つれづれ」があります。
吉田兼好(兼好法師)の「徒然草」でも聞かれる言葉です。
この「つれづれ」は、"手持ち無沙汰""退屈"といった意味ですから、これと混同して、「つらつらは」は青の選択肢の「とりとめもなく」だと思っている方も多いようです。
この「つれづれ」は、"手持ち無沙汰""退屈"といった意味ですから、これと混同して、「つらつらは」は青の選択肢の「とりとめもなく」だと思っている方も多いようです。
「つらつら」を漢字で書くと「熟熟」
しかし、「つらつら」を漢字で書くと、「熟熟」です。
この"熟す"という字には、塾考や熟読などに使うことでもわかるように、"よくよく十分に"という意味があります。
となれば、例えば、「つらつら思う」と言えば、"よくよく念入りに考えてみると"という意味になります。
となれば、例えば、「つらつら思う」と言えば、"よくよく念入りに考えてみると"という意味になります。
ということで、正解は「念入りに」です。
ですから、「つらつらと書く」とは、"よく考えて書く""深く考えて書く"という意味で、"とりとめもなく思ったことを書く"という意味ではありません。
前回の出題
2020年10月1日の前回
2021年8月10日の前回
本日の出題
「お天気検定」 □ 〇栗日柿、〇に入る天気は?□ 温帯低気圧と熱帯低気圧、一般的に何が違う? |
「ニュース検定」 □ スイングステードの代表例は? |
「みんなのエンタメ検定」 □ ロシアの宇宙飛行士ユーリ・マレンチェンコさん 初めて宇宙でしたことは? |
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