「臍を噛む」の由来は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
この時期、非常に強くなるのが紫外線です。
皆さんの中にも、日焼けでうっかりしてしまった経験があると思います。
そんな日焼けなら、うっかり失敗してもある程度時間が経てば、まあ回復に期待できますが、物事には取り返しがつかなくなってしまうことも多々あります。
そんなことを指す言葉が「覆水盆に返らず」です。
この言葉は、古代中国の故事が由来です。
釣り好きの代名詞である太公望が発して出来た言葉が元になっています。
愛想を尽かして出て行った妻が、太公望の出世を聞いて復縁を迫った時に言ったのです。
こう言われてしまえば、復縁はありえませんから、妻は臍(ほぞ)を噛んだかもしれません。
「臍(ほぞ)を噛む」とは、"後悔する"と言う意味です。
「臍(ほぞ)」とは"へそ"のことで、自分のへそを噛もうとしても届かないことから、悔いても及ばないことの例えになりました。
今日は、その「臍を噛む」の由来は何かという問題です。
「臍を噛む」の由来は?
青 -部下の進言
赤 -医者の忠告
緑 -手伝って!来て!
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ことば検定 答え
青 -部下の進言
ことば検定 解説
きょうの解説
「臍を噛む」とは"後悔する"という意味ですが、由来は古代中国の故事にあります。
戦いが絶えなかった春秋戦国時代に、「鄧(とう)」という小国に「楚」という大国の王が立寄りました。
両国の王は親戚関係だったのです。
もてなす側の鄧の王に、このように進言した部下がいました。
「この国を滅ぼすのは楚の王に違いありません。今のうちに手を打っておかなければ、後になって臍を噛むことになります。手を下すのなら、今この時です」
しかし、鄧の王はその進言をはねのけたのです。
さすがに、親戚に手をかけたら人々から蔑まれてしまうと考えたのかもしれないです。
結果的に、部下の進言を聞かなかった判断は間違って楚に負け、臍を噛むことになりました。
この時は、何事も無く過ぎたのですが、結局 鄧は大国の楚の王に滅ぼされてしまいました。
前回の問題
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