「金融」を意味する、「ファイナンス」の由来は?
「グッド!モーニング」 ことば検定プラス -林修-
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林修先生 ことば検定プラス
今日は2020年9月25日に出題された復習問題です。
9月25日は昭和11(1936)年に全国地方銀行協会が設立された日です。
戦時中に一時解散しましたが、昭和25(1950)年に再発足し、64の地方銀行が会員です。
日本の銀行の多くは、江戸時代の両替商が発展したものです。
「銀行」という名前は、"行"が中国語で"店"を表す言葉から、「金銀を扱う店」という意味からつけられたという説が有力です。
そして金融や財務の意味で、最近は「ファイナンス」を使います。
「金融」を意味する「ファイナンス」の由来は?
【選択枝】
■ 見つける
■ 終わる
■ 憧れの芸能人に一言
本日の解答は
■ 終わる
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【今日の■のボケは?】
「ファイナンス」ではなく、「ファンなんす」だそうです。
本日の林修先生の解説
【金融を意味するファイナンスの由来は?】
ファイナンスは公的な財政財務という意味
「ファイナンス」は英語(finance)では、公的な財政、財務という意味の言葉で、18世紀後半にフランス語から入ってきました。
選択肢の"見つける"は、英語だと(find)で、「ファイナンス」と最初の音は同じです。
しかし、"find"は「探して見つける、調べて発見する」などの意味で使われ、お金とは関係のない言葉です。
ファイナンスの語源は中世仏語finer
一方、"終わる"は"finish"、これも"fin"で始まります。
「終わる」と「お金」とは、一見関係なさそうですが、実は「ファイナンス」の語源は、中世フランス語の"finer(フィネール)"だとされ、この言葉の意味は、"終わる、支払う"なのです。
物事をし終えるということから、"取引を終わらせる、金を支払い終える"などへと意味が広がり、金融や財政を表す「ファイナンス」という言葉が出来たと見られています。
物語の終わりを表す"finale(フィナーレ)"は、フランス映画の終わりに出る"fin(フィン)"と同じ語源の言葉です。
前回の「ことば検定プラス」
2020年12月23日復習問題として出題
2020年9月25日出題