「所得税」導入当初の別称は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
きょう2月23日は「税理士記念日」です。
昭和17年に、税務代理士法が制定された日にちなんでいます。
日本には、現在だいたい50種類ぐらいの税金があります。
一方、今廃止となった税も多くあります。
例えば、明治から昭和にかけて俳優に課される俳優税という税金もあったそうです。
額は一律ではなく、地方ごとに違って多くは俳優の格によって決めていたようです。
今ちょうど確定申告の提出時期ですが、今日は「所得税」について導入当初の別称は何かという問題です。
「所得税」導入当初の別称は?
青 -名誉税
赤 -血税
緑 -リュックは任せて
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ことば検定 答え
青 -名誉税
ことば検定 解説
きょうの解説
日本に所得税が導入されたのは、明治20(1887)年です。
日清戦争が起こる少し前で、軍事費を増やす目的もあったと言われています。
ただ、当初の所得税は国の税収の1~2%にすぎなかったのです。
明治時代の国税の中心は土地に課税される地租で、所得税は上位0.3%の高額所得者だけに課せられていたのです。
所得税は富裕層の証しで、名誉税という別称がついたようです。
ただ、夏目漱石は明治40年にこんな言葉を残しています。
当分所得税の休養を仕るか(中略)
繁劇なる払い方を遠慮する積りでありました
いかにも作家らしいおしゃれな表現を使ってはいますが、当然 所得税は免れることはできず、漱石も払わざるを得なかったようです。
前回の問題
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