釈迦の説く「掃除の功徳」とは?
ことば検定プラス 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定プラス」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定プラス」
きょう9月24日は「清掃の日」です。
皆さん、ちゃんと掃除をしていますか?
お釈迦様は「掃除の功徳」が、五つあると説いていらっしゃいます。
1番目、「自身清浄」自らの心が清らかになること。
2番目、「他心清浄」他の人の心を清らかにすること。
3番目、「諸天歓喜」周囲の環境が整い、生き生きとしてくること。
2番目、「他心清浄」他の人の心を清らかにすること。
3番目、「諸天歓喜」周囲の環境が整い、生き生きとしてくること。
4番目、「端正の業を植ゆ」美しい行為の種がまかれること。
では、この5番目は何でしょうか?
今日は、それが問題です。
きょうの問題
釈迦の説く「掃除の功徳」とは?
青 -現世で幸せになれる
赤 -来世は苦の少ない世界へ
緑 -黙って手紙読む沖田
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きょうの答え
赤 -来世は苦の少ない世界へ
【本日の 緑 のボケは?】
「掃除の功徳」ではなく「総司黙読(そうじもくどく)」というボケでした
きょうの解説
【釈迦の説く「掃除の功徳」とは?】
仏教では掃除はとても大切なこと
仏教では、掃除はとても大切なことです。
お釈迦様の弟子に、周利槃特(しゅりはんどく)という方がいて、この人は、自分の名前すら忘れてしまうほど物覚えが悪かったのですが、一生懸命掃除をすることで、悟りを開いたとされています。
ちなみに、その周利槃特をモデルとしたのが、天才バカボンのレレレのおじさんだと言われているのです。
もっとも、原作の赤塚不二夫さんがそう明言していたわけではなく、真相はわかりません。
掃除で来世「天」に行けると説いた
仏教では、「六道」と言って、私たちが生死を繰り返す、六つの迷いの世界があるとされています。
六道
天
人(にん)
阿修羅
畜生
餓鬼
地獄
人(にん)
阿修羅
畜生
餓鬼
地獄
私たちがいる「人(にん)」は、上から2番目です。
そして、「人(にん)」には四苦八苦など様々な苦しみがあるのに比べ、一番上の「天」は、苦しむことの少ない世界だとされます。
実は、お釈迦様は掃除をすることによって、来世はこの「天」に行けると説いたのです。
ということで、正解は「来世は苦の少ない世界へ」です。
掃除をしないと、「天」はもちろん「人(にん)」にも行けず、畜生や餓鬼、地獄へと生まれ変わるかもしれませんよ。
お釈迦が説いた5つの「掃除の功徳」
お釈迦が説いた5つの「掃除の功徳」は以下のものです。
1. 自身清浄(自分の心が清められる) 2. 他心清浄(他人の心まで清めることが出来る) 3. 諸天歓喜す(周囲の環境が活き活きしてくる) 4. 端正の業を植ゆ(周囲の人の心も物事も整ってくる) 5. 命終の後、まさに天上に生ずべけん(死後、必ず天上に生を受ける) |
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