パラリンピックの「パラ」とは?
ことば検定プラス 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定プラス」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定プラス」
きょう8月25日は「パラスポーツの日」です。
本来なら、昨年のきょうが東京パラリンピックの開会式だったことに由来しています。
きのう開会式が行われた東京パラリンピック。
161の国と地域、難民選手団から史上最多およそ4400人の選手が集まり、22競技539種目でメダルを競います
161の国と地域、難民選手団から史上最多およそ4400人の選手が集まり、22競技539種目でメダルを競います
国際パラリンピック委員会は、パラリンピックの価値として「勇気」「強い意志」「インスピレーション」「公平」の4つを掲げています。
そして、パラリンピックとはもちろん造語ですが、きょうは現在の解釈で、パラリンピックの「パラ」の意味は何か?という問題です。
きょうの問題
パラリンピックの「パラ」とは?
青 -パラダイス
赤 -パラシュート
緑 -パラレル
「ことば検定プラス」の解答を速報しています |
きょうの答え
緑 -パラレル
【本日の 緑 のボケは?】
今日はボケはありません
きょうの解説
【パラリンピックの「パラ」とは? 】
「パラリンピック」の語源
「パラリンピック」が初めて使われたのは、実は1964年の東京大会、大会の愛称としてでした。
しかし、大会の起源は、1948年にまでさかのぼります。
ロンドンオリンピックの開会式の日に、ロンドン郊外の病院で開かれた、アーチェリーの競技会が始まりだとされているんです。
これは、第二次大戦で主に脊髄を損傷した兵士たちのリハビリの一環として行われ、車椅子の入院患者たちが参加したそうです。
以降、毎年行われ、1952年に国際大会へ、60年のローマ大会からは、オリンピック開催国で行われるようになりました。
そうした中、東京大会で愛称となるのですが、その語源は、"オリンピック"と下半身麻痺を意味する"パラプレジア"だとされています。
もうひとつ(パラレル)のオリンピック
しかし、大会規模が大きくなるとともに、車椅子以外にも様々な人が参加するようになりました。
そこで正式名称となった88年のソウル大会では、オリンピックと平行するもうひとつ(Parallel)のオリンピック「パラレルオリンピック」から「パラリンピック」となりました。
ということで、正解は「パラレル」です。
「パラリンピック」のシンボルマークは、"スリーアギトス"といいます。
"アギト"は"私は動く"との意味のラテン語で、困難にも諦めず挑戦し続けるパラアスリートを表しているそうです。
"アギト"は"私は動く"との意味のラテン語で、困難にも諦めず挑戦し続けるパラアスリートを表しているそうです。
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