四国八十八カ所の「遍路」の由来は?
「ことば検定プラス」 -林修-
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林修先生の「ことば検定プラス」
今日は4月7日、少しずつ過ごしやすい気候となってきました。
そして、この時期人気なのが、四国八十八カ所の巡礼・お遍路です。
そして、この時期人気なのが、四国八十八カ所の巡礼・お遍路です。
春の季語でもある「遍路」
弘法大師ゆかりの四国八十八カ所の寺院を巡るその原型は平安末期にあるとされています。
本来は修行の場でしたが、江戸時代に庶民の間にも広がりました。
弘法大師ゆかりの四国八十八カ所の寺院を巡るその原型は平安末期にあるとされています。
本来は修行の場でしたが、江戸時代に庶民の間にも広がりました。
現在は観光化が進んで、バスツアーが人気なんだそうです。
八十八カ所全部を一度に巡ることを"通し打ち"。
何回かに分けることを"区切り打ち"というそうです。
八十八カ所全部を一度に巡ることを"通し打ち"。
何回かに分けることを"区切り打ち"というそうです。
そこで「遍路」とは何に由来する言葉かという問題です。
ことば検定プラス 今日の問題
四国八十八カ所の「遍路」の由来は?
【選択枝】
■ まんべんなく回る
■ 辺境の地
■ 新しい髪形どう?
【ことば検定プラス】本日の解答
■ 辺境の地
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【今日の■のボケは?】
「遍路(へんろ)」ではなく、「変よ(へんよ)」だそうです。
【ことば検定プラス】林修先生の解説
【四国八十八カ所の「遍路」の由来は?】
「遍路」とは辺境の地を巡る修行
まず「遍路」の「遍」には、"あまね(く)"という読みがあります。
"あまねく"とは、広くまんべんなくということですから、青の選択肢「まんべんなく回る」を選んだ人がいるかもしれないですね。
しかし、この字は江戸時代に当てられたものなんです。
では、もともとはどういう字だったんでしょうか?
平安末期に成立したとみられる今昔物語集には、次のような1文があります。
今は昔、仏道修行の僧が3人で、四国の辺地、伊予・讃岐・阿波・土佐の海辺に沿ったところを巡り歩いているうち |
この"辺地"は、中心から遠く離れた辺境の地という意味で、これが後に、「遍路」へと変わったんです。
四国は、京の都から海を隔てた遠い土地ですから、このような表現になったんでしょうね。
ということで、正解は赤の「辺境の地」です。
ということで、正解は赤の「辺境の地」です。
巡礼が庶民の間に広がっていった
ですから本来は、辺境の地の海辺や山を巡る修行だったのですが、巡礼が庶民の間に広がるにつれ、"あまねく"という字に変わっていったとみられています。
遍路(へんろ)
辺境の地を巡る修行
→庶民に広がり遍路に
→庶民に広がり遍路に
前回の「ことば検定プラス」
本日の出題
「お天気検定」
□ 多摩森林科学園に実際ある桜の品種名は?
「みんなのエンタメ検定」
□ 「特捜9」井ノ原快彦 スタッフへのサプライズは?