「第9」歓喜の歌 ベースとなる詩の作者は?
「グッド!モーニング」 ニュース検定 -池上彰-
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池上彰 ニュース検定
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「第9」歓喜の歌 ベースとなる詩の作者は?
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ベートーベン生誕250年【歓喜の歌】
年末の風物詩ベートーベン♪交響曲第九番
音楽の聖人・楽聖と呼ばれるベートーベンが生まれたのは1770年の12月です。
つまり今月は、ちょうど生誕250年にあたります。
そして、年末のこの時期によく聞くベートーベンの代表作といえば、♪交響曲第九番です。
ベートーベンが作曲した最後の交響曲、通称「第九」です。
この"第九"の第4楽章「歓喜の歌」はプロだけではなく、市民合唱団などでもよく歌われています。
ゲーテと並ぶ文豪シラー「歓喜に寄せて」
その歌詞は、ドイツの有名な詩人の作品がベースになっています。
ゲーテと並び称されるドイツを代表する文豪シラーです。
そのシラーが書いた「歓喜に寄せて」という詩に、若き日のベートーベンが感動し、いつの日か曲にしたいと考えていたのです。
そして死の3年前に作曲したのが「第九」でした。
「第九」のベースとなったシラーの「歓喜に寄せて」に出てくる"歓喜"というのは、実は"自由"のことです。
ただ、当時"自由"といえば、王侯貴族の支配からの解放を意味する危険思想ととらえられました。
そこでシラーはあえて"自由"ではなく、"歓喜"という言葉を使ったのです。
ただ、当時"自由"といえば、王侯貴族の支配からの解放を意味する危険思想ととらえられました。
そこでシラーはあえて"自由"ではなく、"歓喜"という言葉を使ったのです。
この「歓喜の歌」は、ベルリンの壁が崩壊した後の式典でも演奏され、EU(お亜州連合)の歌にもなっています。
まさに、"自由"を象徴する音楽なのです。
明日はその「第九」が、日本で初めて演奏された日についてお伝えします。
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