GATT(現WTO)どの国が主導してつくった? 【ニュース検定】
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GATT(現WTO)どの国が主導してつくった?
「グッド!モーニング」 ニュース検定 -池上彰-

 

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池上彰 ニュース検定

 

ニュース検定 今日の問題

GATT(現WTO)どの国が主導してつくった?

 

【選択枝】
 アメリカ
 日本
 ドイツ
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本日の解答

 アメリカ

 

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池上彰さんの解説

今日のキーワード
トランプ氏の"戦術"④【反自由貿易】

WTOから脱退を示唆したトランプ大統領


トランプ大統領の発言はたびたびニュースとなりますが、2年前のこの発言には世界が震撼しました。
トランプ大統領の発言 -2018年-

WTOはアメリカを不当に扱っている
何らかの策を講じる


WTO(世界貿易機関)からの脱退を示唆した発言です。

この発言には、戦後の自由貿易体制そのものを破壊するほどの、インパクトがあるのです。
アメリカの大統領は戦後一貫して、"自由貿易の旗振り"を務めてきました 。
そもそも、WTO (世界貿易機関)の前身であるGATT(関税と貿易に関する一般協定)は、アメリカのトルーマン大統領が主導して作ったものです。
どの国も自由で無差別な貿易ができるようにするための仕組みが、GATTでした。

 

GATT誕生の背景

 

GATTは第二次世界大戦の反省から生まれました。
1929年の世界恐慌の後、アメリカやイギリスなどは輸入品に高い関税をかけて、国内の産業を保護しました。
"ブロック経済"です。
それが各国の対立を招き、戦争へとつながっていったのです。
そこで保護貿易やブロック経済ではなく、自由貿易が世界中に広がれば、再び戦争が起こる可能性は小さくなるとして、1948年にGATTが出来ました。

それ以降、GATT、そしてWTOが旗振り役となり、70年以上にわたって自由貿易体制が続いています。
日本が高度経済成長を実現できたのも、GATTの加盟があったからなのです。
日本にもメリットがありました。
日本の輸出主導の経済は、自由貿易があったからこそ躍進できました。
アメリカでは外国との貿易摩擦が起きるたびに、保護主義を求める声が強まりますが、戦後大統領自らが自由貿易体制そのものを否定した例はありません。

 

トランプ大統領は、前例なき大統領なのです。

 

前回のニュース検定

 

 

 

 

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