2018年11月にトランプ氏が国民の敵と批判した記者は? 【ニュース検定】
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2018年11月にトランプ氏が国民の敵と批判した記者は?
「グッド!モーニング」 ニュース検定 -池上彰-

 

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池上彰 ニュース検定

 

ニュース検定 今日の問題

2018年11月にトランプ氏が国民の敵と批判した記者は?

 

【選択枝】
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本日の解答

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池上彰さんの解説

今日のキーワード
トランプ氏の"戦術"①【国民の敵】

CNNを"国民の敵"と名指ししたトランプ氏


トランプ大統領は就任以来、大手メディアとたびたび対立してきました。

その中でも特に印象深いのは2年前、2018年11月のことです。

トランプ氏とCNN記者とのやりとり‐2018年11月-

CNN記者「もう一問聞かせてください」
トランプ氏「もう十分だ」
CNN記者「ロシア疑惑について・・・」
トランプ氏「CNNは君を働かせていることを恥ずべきだ。君は、無礼でひどい人だ。CNNで働くべきではない」
トランプ氏「フェイクニュースを報道するなら国民の敵だ」

このやりとりをニュースでも大きく取り上げられました。
トランプ大統領は、自国のメディアであるCNNの記者に対して"国民の敵"だと言い放ったのです。

報道の自由のお手本とも言えるアメリカ

アメリカの大統領が、あからさまにメディア批判するのは、極めて異例です。
アメリカは、報道の自由を非常に大切にする国だからです。
200年以上前の1801年に就任した第3代大統領トマス・ジェファーソン(在職1801-1809年)は、こんな発言をしています。
"新聞なき政府"か"政府なき新聞"か、いずれかを選べと迫られたら、ためらわず後者(政府なき新聞)を選ぶ。
"政府なき新聞"を選ぶということはそれだけ報道が大事だということです。
民主主義において、報道の自由は不可欠な要素だというのです。
オバマ前大統領の時には、アメリカだけでなく、世界各国の報道の自由を擁護するために法律まで作りました。
アメリカは、報道の自由のお手本とも言える国なのです。
この点から見ても、トランプ大統領は異端なのです。

 

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