「輝く」元々あった意味は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
*解答予想が出ていない場合は、再読み込みを繰り返してください。
ことば検定 問題
きょう12月23日は、昭和33年に東京タワーが完成した日です。
都心にそびえる333mのタワーは、ある理由から赤と白の2色になりました。
その理由とは、航空法で飛行機から見やすいように赤と白交互に塗ることと決まっているのです。
では、スカイツリーの色は赤と白ではありません。
実は、スカイツリーでは昼も夜も白い色の光を放つ航空障害灯という特別な照明をつけることでOKになっているのです。
東京タワーもスカイツリーも、そしてこの時期はあちこちイルミネーションが飾られていて綺麗に輝いています。
というわけで、今日は「輝く」の元々あった意味は何かという問題です。
「輝く」元々あった意味は?
青 -恥ずかしがる
赤 -好きになる
緑 -帰国子女モスキート
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ことば検定 答え
青 -恥ずかしがる
<今日の緑のボケ>
「かがやく」ではなく「蚊が訳」
ことば検定 解説
きょうの解説
「輝く」は、元々は「かかやく」と濁らずに発音していました。
「かか」というのは、光を放つ様子を表すオノマトペ(*)ではないかとみられています。
この場合は擬態語です。
*「オノマトペ」とは、音や声、動作などを音声化して示す方法のこと
「輝く」は、平安時代初めには"まぶしいほど光る"という意味で使われていました。
そして、今日の答えの意味としては、源氏物語に蔵人の少将という人物の説明で出てきます。
その絵を見てみると、蔵人の少将が美しいと評判の女性を除いている姿が描かれています。
蔵人の少将は積極的にアプローチして結婚を申し込むのですが、家の事情で女性は帝(みかど)と結婚してしまいます。
失恋した少将は正月の行事で宮中に行ったのですが、宮中には帝と結婚した女性がいます。
その時の少将の様子を、周りが「かかやきたりし気色」だったと噂しているのです。
これは"恥ずかしそうにしていた"という意味になります。
恥ずかしがるときには、まぶしく光るものに照らされたかのように顔が赤くなる、あるいは顔を背けこちらを見ようとしないというところから、この意味が生まれたのではないかとみられています。
前回の問題
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