「木魚」は、なぜ「魚」? 【ことば検定プラス】
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「木魚」は、なぜ「魚」?
「ことば検定プラス」 -林修-

 

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林修先生の「ことば検定プラス」

2月22日は、2009年にアメリカのアカデミー賞で日本映画の「おくりびと」が外国語映画賞を受賞した日です。
「おくりびと」は、本木雅弘さん演じる主人公が、遺体を棺に納める納棺師の仕事と出会い、死と向き合うことで成長していく物語です。

納棺師の方は、死を悼む人の心に寄り添うことを心がけているそうですが、同様に死を悼む人に寄り添ってくれる人が、僧侶です。
ところで、僧侶が経を読む際に"木魚"をたたきますが、あれはなぜ"魚"なのかご存知ですか?

ことば検定プラス 今日の問題

「木魚」は、なぜ「魚」?

 

【選択枝】
 魚を食べてはいけないから
 魚は寝ないと思われていたから
 締め切りは水曜、今日は・・・

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【ことば検定プラス】本日の解答

 魚は寝ないと思われていたから

 

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【今日ののボケは?】
「木魚」ではなく、「木(もく)ギョ!」だそうです。

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【ことば検定プラス】林修先生の解説

【「木魚」は、なぜ「魚」?】

木魚がなぜ魚なのか?


実は、木魚には原型原型とも言うべきものがあります。

魚板(ぎょばん)です。
寺では、この魚板(ぎょばん)を叩いて、起床や食事などが合図に使っていたというんですが、ではなぜ魚なんでしょうか?
その理由について、中国の10世紀の書に、こんなふうに書かれています。

魚昼夜未嘗愛合目
亦欲修行者昼夜忘寐
以至於道

(意味)は、
魚は昼夜目をつむることはない
修行者も昼夜寝ることも忘れて、
仏道を達成しようと励んで欲しいからだ

まぶたのない魚は寝ない

当時は、まぶたのない魚は寝ないと思われていたのです。
そして中国では、読経の際にも、眠らないための戒めとして、木魚を叩くようになったそうです。
そして日本に木魚を伝えたのは、なんと隠元禅師なのです。
寒天の名付け親で、いんげん豆の名前の由来でもある、あの隠元禅師です。
すごい人ですよね。

前回の「ことば検定プラス」

 

 

 

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