「心太(ところてん)」漢字の由来は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
今日は、まず涼しげな松尾芭蕉の俳句をご紹介します。
「清滝の 水汲ませてや ところてん」
京都に清滝川という川があり、その傍に行った時、ところてんをごちそうになったお礼に詠まれた句だとみられています。
「ところてん」は漢字で「心太」と書き、難読漢字の一つです。
この漢字が使われるようになった理由は、いろんな説がありますが、今日は広辞苑に載っている説は何かという問題です。
「心太(ところてん)」漢字の由来は?
青 -"こころぶと"と呼称
赤 -心が広い人の別称
緑 -野宿
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ことば検定 答え
青 -"こころぶと"と呼称
ことば検定 解説
きょうの解説
「心太(ところてん)」は、中国から作り方が伝わったとされ、日本では少なくとも奈良時代頃から食べられていたようです。
主な原料は、浅瀬の岩などにはえている「てんぐさ」です。
「てんぐさ」は古くは「凝藻葉」と書いて「こるもは」と言われていました。
最初の漢字「凝」は、"こごる"とも読み、冷えて固まることを指します。
「心太(ところてん)」は海藻を煮て冷やして固めたものです。
そして、江戸時代には「ところてん」と呼ばれていましたが、実はそれまでに何度も名前が変わっていたようです。
「ところてん」の前が「こころてん」、その前が「こころてい」でした。
さらに、その昔はどうも「こころぶと」と呼んでいたようです。
そのときに「心」と「太」という漢字があてられて、漢字は変わらないまま、読み方だけがどんどん変わって「ところてん」と呼ぶようになったと見られています。
前回の問題
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