「柔よく剛を制す」どんな教えが由来?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
今日は柔道の父と呼ばれる嘉納治五郎が亡くなった日です。
治五郎は、身長158cmと恵まれた体格とは言えなかったのですが、大男を倒した話がいくつも残っています。
彼は、東京大学の学生だった頃に稽古を始めたといわれています。
勉強では負け知らずだったのですが、体が小さく弱かったので最初はかなり苦戦したようですが、粘り強く稽古をして強くなり、21歳で講道館柔道を設立することになりました。
その柔道で極意とされるのが「柔よく剛を制す」。
"穏やかで優しいものが、かえって強いものに勝つことができる"という意味です。
今日は、この「柔よく剛を制す」はどんな教えが由来かという問題です。
「柔よく剛を制す」どんな教えが由来?
青 -柔は剛よりも大事
赤 -柔と剛は使い分ける
緑 -お坊さん判断まだ?
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ことば検定 答え
赤 -柔と剛は使い分ける
ことば検定 解説
きょうの解説
この「柔よく剛を制す」という言葉は、軍事や政治に関する思想が書かれた中国の書物が由来となっています。
「柔よく剛を制し、弱よく強を制す」と出てくるのですが、ここで「柔」や「弱」が「剛」や「強」よりも重要だと言っているわけではありません。
実は、続きに「この四者を兼ねて、その宜しきを制す」と書いてあります。
今出てきた「柔」「剛」「弱」「剛」「強」の4つを、時と場合に応じて使い分けることが大切だというのです。
そして、この後に常に変化する戦場で勝つ方法を説いています。
決してこちらからは仕掛けず、敵の動きに応じて自在に対応しなければならない。
そうあってこそ、天下を平定することが出来ると説いているのです。
前回の問題
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