「差し入れ」元々どこで使われていた?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
今日3月4日は日付の語呂合わせで「差し入れの日」です。
これから桜のシーズンを迎えますが、お花見に持って行くのにいい差し入れは、屋外だけに手を汚さずに食べられるものとか、肌寒いことが多いので、温かいものもいいかもしれません。
そして、差し入れをする時に「つまらない物ですが」という意味を込めて「ご笑納ください」と言うことがあります。
これは贈る品物を謙遜して言う時の表現です。
ということで、今日は「差し入れ」は元々どこで使われていた言葉かという問題です。
「差し入れ」元々どこで使われていた?
青 -軍隊
赤 -刑務所
緑 -2人は珍しい
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ことば検定 答え
赤 -刑務所
ことば検定 解説
きょうの解説
「おもたせ」「お土産」「差し入れ」の3つの中で、贈る側が使うとおかしい表現は「おもたせ」です。
「おもたせ」は、受け取った側が相手を敬って使う言葉です。
「おもたせで失礼ですが」などと、頂いたものをすぐそのお客さんに出す場合に使います。
そして「お土産」と「差し入れ」は贈る側が使っても問題ないのですが、「差し入れ」の方は元々は隙間から差し入れるものをいう言葉でした。
こちらは明治時代にできた法律です。
「在監者ニ差入ヲ為サンコトヲ 請フ者アルトキハ 命令ノ定ムル所ニ依リ 之ヲ許スコトヲ得」
読みにくいのでひらがなにすると「在監者に差し入れを為さんことを 請ふ者あるときは 命令の定むる所に依り 之を許すことを得」となります。
要するに、在監者への「差し入れ」には許可が必要でした。
明治時代、監獄の扉には隙間があって、そこから食事などを入れることを「差し入れ」と言ったそうです。
その後、監獄などに閉じ込められている人だけに限らず、激励や慰問といった意味で「差し入れ」することに使われるようになりました。
前回の問題
□ 全都道府県で震度1以上を観測した地震の震源は?
【お天気検定】
□ きのう挑戦したバウムクーヘンのギネス世界記録は?
【エンタメ検定】
□ 杉咲花 仲良くなるために提案したルールは?
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