「万歩計」、万歩の由来は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
きょう10月4日は、10(と)4(ふぉ)の語呂合わせで「徒歩の日」です。
中国の三国時代に、"7歩 歩く間に詩を作れ 出来なければ殺す」と脅される話があって、この話から「七歩の才」という言葉ができたのですが、この脅された人はどうなったと思いますか?
実は、七歩を歩く間に詩を作ることが出来たのです。
そこから、作詞の才能が非常にすぐれ、しかも早いことという意味の言葉になりました。
この話、脅したのは兄、脅されたのは弟だったのです。
弟が作った詩は、兄弟仲が悪いのを嘆くもので、その詩を聞いた兄はすっかり反省したんだそうです。
七歩なら数えられますが、一日何歩歩いたかを数える道具が「万歩計」です。
そこで今日は「万歩計」の万歩の由来は何かという問題です。
「万歩計」、万歩の由来は?
青 -計測数の限界
赤 -一日に歩く推奨距離
緑 -放心状態の人
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ことば検定 答え
赤 -一日に歩く推奨距離
ことば検定 解説
きょうの解説
「万歩計」は、山佐時計計器が開発し、商標登録した商品です。
開発を始めたのが1963年、2年かかって完成し、1965年に発売されます。
'63年と'65年の間の1964年にあったビッグイベントといえば、東京オリンピックです。
世の中がスポーツに関心を高めていた時期に「万歩計」は発売されました。
開発のきっかけは、ある医師から依頼を受けたことでした。
その医師は日本人の運動不足を心配して、何か歩いた結果が分かるような道具を求めていたんだそうです。
歩くことで「健康になろう」と呼びかける運動をしていたそうです。
歩幅を70cmとすると、1万歩歩くと7㎞、少なくとも1日にこれくらい歩いてもらいたいという医師の願いがネーミングの由来だったのです。
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