「はだしで逃げる」の意味は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
きょう8月14日は「814(はだし)」の語呂合わせで「はだしの日」です。
「はだし」は漢字だと「裸足」と書きますが、元々は「肌足」と書いて「はだし」と読んでいました。
ストッキングなどを履かないことを「生足」と最近は言います。
これは、もう2018年に広辞苑に掲載されていて、もう認められています。
日本では明治時代に、「家の中以外は裸足で歩くことを禁ずる」というはだし禁止令が出されました。
表向きはペストを予防するためと、衛生面を理由にしていたのですが、結局のところ靴を履くのが文明で、裸や裸足は未開で野蛮という見方がされていたようです。
文明開化で、急激に社会が変化しているときでした。
今日は「はだし」がつく言葉から「はだしで逃げる」とはどんな意味かという問題です。
「はだしで逃げる」の意味は?
青 -プロ級の腕前
赤 -大したことない
緑 -別れて ひざキック
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ことば検定 答え
青 -プロ級の腕前
ことば検定 解説
きょうの解説
番狂わせとは
もし、玄人と素人が何かに競い合ったとして番狂わせと言えるのは、素人が玄人に勝った時です。
「玄人はだしの腕前」とは、「はだし」には負けるという意味があり、「玄人はだし」とは玄人が負けるほど素晴らしい技を持っている素人のことを指します。
ですから、相手が玄人の場合に使ったら失礼になります。ちなみに、素人が玄人に負けても何ら不思議はないですから。「素人はだしの腕前」いう表現は、普通は使わない方がいいでしょう。
「はだしで逃げる」逃げるのは玄人
「はだしで逃げる」という言葉、逃げるのは玄人です。
"玄人でさえも降参して裸足のまま逃げ出す"、つまりとてもかなわないプロ級の腕前だと褒める言葉です。
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