文章の「校正」、「校」の意味は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きのう10月27日から読書週間に入ったので、本についてお話します。
本をよく読む人のことを、最近では「活字中毒」といいます。
「活字」とは本来、活版印刷に使われる文字の型のことです。
1枚の板で版を作る木版とは違って、活版は文字を動かして何度も使えることから "活きている版" 、そして"活きている字"と書きます。とはいえ、いくら文字が動かせても、印刷してしまった後は動かせないですよね。
そこで、誤りがないかをチェックする「校正」という作業が重要になるのですが、今日はその「校正」の「校」の字の意味は何かという問題です。
文章の「校正」、「校」の意味は?
青 -決まりごと
赤 -比べる
緑 -手本を見せる
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ことば検定 答え
赤 -比べる
ことば検定 解説
きょうの解説
「校正」と「校閲」の違い
「校正」は、誤りを正すことです。
その「校正」と似た言葉に「校閲」がありますが、この二つの言葉の違いはわかりますか?
その「校正」と似た言葉に「校閲」がありますが、この二つの言葉の違いはわかりますか?
どちらも誤りを正すのですが、「校正」とは誤字脱字など表記の誤りを正すことです。
「校閲」は、事実関係など内容の誤りをチェックして正すことです。
つまり、チェックする対象が違うのです。
「校閲」は、事実関係など内容の誤りをチェックして正すことです。
つまり、チェックする対象が違うのです。
「校正」元の原稿と見比べて誤りを確認
活版印刷では、正しい活字を選んで並べる作業が必要になります。
細かい作業ですから、似て非なる文字を選んでしまったり、文字が転倒してしまったりということが起こりうるんです。
実際に、昔の新聞では字が横になっていることが、たまにあったりしました。
そんなことが起きるので、元の原稿と見比べて、誤りがないかを確認する「校正」がとても大切なのです。
"比べて正す"から「校正」なのです。
実際、この「校」という字には、"くら(べる)" という訓読みもあります
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