「じゃじゃ馬」の由来は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きょうは9月15日、明日9月16日は「競馬の日」です。
ここで、馬がつく言葉について触れてみます。
「馬の耳に念仏」とは、"いくら意見をしても効き目のないこと"、これと同じ意味で「馬の耳に風」とも言います。
「馬耳東風」に由来する言葉ですが、これは中国の漢詩に由来する言葉です。
中国では、春に東風が吹くのですが、春の東風が吹くと人は喜ぶが、馬は何の感動も示さないことから、" 人の意見や批評を聞き流すこと"を言うようになったと言われています。
そこで今日は、馬がつく言葉から「じゃじゃ馬」とは、何に由来するかという問題です。
「じゃじゃ馬」の由来は?
青 ‐意地が悪いこと
赤 -うるさい声
緑 -妨害が得意
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ことば検定 答え
赤 -うるさい声
ことば検定 解説
きょうの解説
「じゃじゃ馬」と似た言葉「お転婆」
「じゃじゃ馬」と似た言葉に、「お転婆」という言葉があります。
実は、この言葉の語源ははっきりしないのですが、なかなか面白いんです。
「転婆」は当て字のようですが、有力説の一つは、「転婆」という言葉があって、それに「お」がついたとするものです。
そしてもう一つの説は、なんとオランダ語に由来するというものです。
オランダ語で、"馴らしにくい"という意味で「オンテンバール(ontembaar)」という言葉があり、そのオランダ語が語源だとする説があります。
「じゃじゃ」の語源
一方、「じゃじゃ馬」は元々日本語です。
「じゃじゃ」の語源は、「じやじや」だとする説が有力で、その意味はワンワンなどと同じ「音」を言葉にした擬声語で、うるさい声を表したのです。
元々は、言うことを聞かない暴れ馬を「じゃじゃ馬」と言って、その後 比喩的に人間にも使うようになったとみられています。
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