江戸時代「朝顔ブーム」のきっかけは?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
今週は「夏」に関係するお話をしています。
「朝顔に つるべとられて もらひ水」
井戸のつるべに朝顔のつるが巻き付いて、水がくめないから近所にもらいに行こうという意味です。
井戸のつるべに朝顔のつるが巻き付いて、水がくめないから近所にもらいに行こうという意味です。
朝顔は、奈良から平安時代に中国から伝わったとされ、江戸時代の後半には空前の「朝顔ブーム」が起きました。
そこで今日は、その「朝顔ブーム」のきっかけは何かという問題です。
江戸時代「朝顔ブーム」のきっかけは?
青 -浮世絵
赤 -火災
緑 -深紅の長靴が欲しい
「ことば検定」の解答を速報しています |
ことば検定 答え
赤 -火災
ことば検定 解説
きょうの解説
江戸時代の朝顔の栽培は
江戸時代、朝顔の栽培で有名だったのが、現在の台東区 当時の下谷御徒町です。
この辺りでは、品種改良をされた朝顔が栽培され「変化朝顔」と呼ばれた朝顔が人気を呼んだらしいんです。
こういう朝顔を栽培していたのは、徒士(かち)と言われる馬に乗ることを許されていなかった下級武士でした。
下谷御徒町には、消防を徒歩で警護する彼ら徒士組(かちぐみ)の屋敷が多かったのです。
下谷御徒町には、消防を徒歩で警護する彼ら徒士組(かちぐみ)の屋敷が多かったのです。
朝顔ブームのきっかけ
しかし、屋敷があると朝顔の土地はないですよね。
ところが、空き地が生まれる出来事があったのです。
それが、火事です。
1806(文化3)年の江戸三大大火の一つとされる「文化の大火」によって屋敷が焼けて、空き地ができたのです。
そこで、徒衆(かちしゅう)たちが朝顔を植えたところ、下谷の朝顔として人気となり、これが朝顔ブームのきっかけだと伝えられているのです。
朝顔ブームのきっかけ
徒衆(かちしゅう)が空き地に植え
下谷の朝顔として人気
下谷の朝顔として人気
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