日本で「ジューンブライド」広まったきっかけは?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
6月といえば、花嫁が幸せになれるという「ジューンブライド」です。
ただ、実際に行われる結婚式の月別ランキングで、 6月は結婚情報誌の調査では5位なんだそうです。
結婚式月別ランキング(2020年首都圏)
1位 11月
2位 9月
3位 2月
4位 10月
5位 6月
*ゼクシィ結婚トレンド調査2020
2位 9月
3位 2月
4位 10月
5位 6月
*ゼクシィ結婚トレンド調査2020
6月は、そんなに人気があるとも言えない微妙なランクです。
実際には、9月から11月が多いようです。
そして「ジューンブライド」は、ヨーロッパを起源とする風習ですが、日本で広まったのは昭和40年代と言われています。
今日は日本で「ジューンブライド」が広まったきっかけは何かという問題です。
日本で「ジューンブライド」広まったきっかけは?
青 -ホテルの宣伝
赤 -ハリウッド女優
緑 -誇りが崩れた
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ことば検定 答え
青 -ホテルの宣伝
ことば検定 解説
きょうの解説
6月の花嫁(June Bride)とは
6月の花嫁(June Bride)で「ジューンブライド」です。
6月(June)の語源とされるローマ神話の女神の名前は「Juno(ジュノー)」です。
その「Juno(ジュノー)」が結婚生活の守護神であることから、「ジューンブライド」の風習が生まれたとする説が有力です。
そしてヨーロッパ、特に地中海地方では6月は雨が少なく、穏やかな気候だそうで、それも結婚式が多い理由と言われています。
日本の「ジューンブライド」広まったのはホテルの宣伝
一方、日本ではもともと6月に式を挙げる人は少なかったんです。
なぜかというと、雨がたくさん降る梅雨だからです。
なぜかというと、雨がたくさん降る梅雨だからです。
ですから、逆に何とか6月に式を挙げる人を増やそうとして、ヨーロッパの「ジューンブライド」に目をつけた方がいたんです。
昭和42年当時、ホテルオークラの宴会課長だった橋本保雄さんです。
昭和40年代、ホテルで披露宴を行う人が増えてきていたようなんです。
そして、その中で橋本さんが仕掛けたキャンペーンは大当たりして、全国に広まったそうです。
そんな企業戦略がきっかけで、この「ジューンブライド」という言葉も使われるようになっているのです。
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