「がぜん」本来の意味は?
ことば検定スマート 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定スマート」
5月18日は「5(こ)10(と)8(ば)」の語呂合わせで「ことばの日」です。
文化庁では毎年、「国語に関する世論調査」を実施しています。
最新の調査からの問題です。
「知られていなかったことが世間に知られること」は「明るみに出る」が正解です。
「明るみになる」ではありません。
「快く承諾すること」は、二つ返事が本来の言い方です。
「一つ返事」ではありません。
「一つ返事」ではありません。
今日は、そんな最新の調査から「がぜん」の本来の意味は何かという問題です。
きょうの問題
「がぜん」本来の意味は?
青 -急に、突然
赤 -とても、断然
緑 -でも、やらない
「ことば検定スマート」の解答を速報しています |
きょうの答え
青 -急に、突然
【本日の 緑 のボケは?】
「がぜん」ではなく「が、せん」というボケでした
きょうの解説
【「がぜん」本来の意味は?】
「がぜん」文化庁の調査
文化庁の調査では、「がぜん」を「とても、断然」と回答した人が多かったです。
世論調査では、「とても、断然」を選んだ人が、全体の3分の2と圧倒的で、全ての世代で、「とても、断然」が「急に、突然」を上回っています。
「がぜん」の本来の意味
「がぜん」を漢字で書くと「俄然」です。
「俄」の訓読みは「にわか(に)」で、この字に雨を付けたら「俄雨(にわかあめ)」です。
となれば、「急に、突然」が本来の意味となります。
「俄」の訓読みは「にわか(に)」で、この字に雨を付けたら「俄雨(にわかあめ)」です。
となれば、「急に、突然」が本来の意味となります。
実は、この言葉「がぜん」は、昭和の初めに強調の意味で使うことが流行ったようです。
そこで、広辞苑にも、2番目の意味に「断然。とても。」が載っています。
そこで、広辞苑にも、2番目の意味に「断然。とても。」が載っています。
ですから、間違いとは言いませんが、本来の意味は「にわかなさま。だしぬけなさま。急に。突然」なのです。
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